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『メルティブラッド:トワイルミナ』ワンボタン操作「Act」は、シナリオ勢の希望になるのか? 世界初の試遊プレイで体験【TGS2026】

奈須きのこ氏による「グランドシナリオモード」にも注目が集まる『メルティブラッド:トワイルミナ』。新操作の「Act」は、格闘ゲームが苦手な人の希望になるのでしょうか。TGS2026で早速体験してみました。

ゲーム Nintendo Switch
『メルティブラッド:トワイルミナ』ワンボタン操作「Act」は、シナリオ勢の希望になるのか? 世界初の試遊プレイで体験【TGS2026】
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『月姫』の世界観をベースにした2D対戦格闘ゲーム『MELTY BLOOD』シリーズ。その最新作となる『MELTY BLOOD: TWI-LUMINA(メルティブラッド:トワイルミナ)』が、スイッチ2/スイッチ/PS5/PS4/Xbox ONE/Steamに向けて、2027年4月22日に発売されます。

本作は、新たなキャラクターやバトルシステムに加え、奈須きのこ氏描き下ろしの「グランドシナリオモード」も用意されるなど、ストーリー面にも注目が集まっています。対戦格闘ゲーム好きはもちろんのこと、TYPE-MOONワールドのファンにとっても、目の離せない作品となりそうです。

そんな話題作が、「東京ゲームショウ2026」にて、世界初となる試遊出展を実施。この機会を見逃さず、『メルティブラッド:トワイルミナ』の試遊に臨みました。なお、今回はPS5版でのプレイとなります。また、記事に使用している画像は提供されたもので、実際のプレイを撮影したものではありません。

■「Act」はどこまで簡単なのか?

本作の操作方法は、「Act」と「Duel」の2種類が用意されています。「Duel」は従来型の操作方法で、本格的なコマンド入力を駆使して戦うモードです。一方の「Act」は、より手軽に『MELTY BLOOD』のバトルを楽しめる、『メルティブラッド:トワイルミナ』の新たな操作方法となります。

「Act」の大きな特徴は、ひとつのボタンを連打するだけで、コンボが成立すること。そのため、格闘ゲームの操作に慣れていないプレイヤーでも、キャラクターを動かす楽しさや連続攻撃の爽快感を味わいやすくなっています。

しかし、謳い文句と実態が食い違う場合も0ではありません。本作の「Act」は、本当に操作が簡単で、気持ちよく遊べるのでしょうか。「グランドシナリオモード」が気になっているものの、日頃対戦ゲームを遊ばないという人もいるはず。そうしたユーザーにもおすすめできるシステムなのか、「Act」に注目する形で試遊プレイに臨みました。

■ボタン連打だけで、コンボが気持ちよく繋がる!

今回の試遊版は対戦格闘パートに絞られており、使用可能キャラクターは、遠野志貴、アルクェイド、シエル、ロア、ネコアルク、マシュ、レンの7名です。

「Act」の設定は、キャラクター選択画面で選べます。早速「Act」を選んでプレイしたところ、触れ込みはまさに正しく、ボタンを連打しているだけで攻撃が連続して最後まで繋がります。「ワンボタンでコンボが繋がる」と事前に分かってはいたものの、実際に触ってみるとその通りで、苦もなく攻撃がコンボになりました。

タイミングも何も考えずに連打しているだけなのに、画面の中のアルクェイドは華麗に連続攻撃を決めてくれます。相手を追い詰めていく様は、やはり別格の気持ち良さがありました。

また、ボタンひとつでコンボが繰り出せるのは確かですが、□ボタンと△ボタンでは、連打した際のコンボに違いがありました。□ボタンを連打すると、途中から相手キャラクターを空中へ打ち上げ、さらに自分も飛び上がり、空中で連続攻撃を叩き込んでいきます。

一方、△ボタンを連打すると、地上で連続攻撃を繰り出しながら相手を横方向に押し出します。状況によっては、そのまま相手を画面端へ追い込むこともできるので、コンボ後も主導権を握りやすいかもしれません。

筆者は格闘ゲームも遊ぶものの、いわゆるコンボは得意ではなく、2段か3段がせいぜい。そのため、一発の大きさに頼って強攻撃を多用するタイプですが、「Act」なら苦労なくコンボ攻撃を楽しめそうです。

余談ですが、SEやエフェクトのおかげもあり、コンボ中の打撃感や気持ちよさも上々。クセになりそうなお手軽さです。

■連打中にボタンを変えるとコンボも変化

「Act」だとワンボタンの連打でコンボになりますが、押すボタンを途中で変更してみたところ、コンボもしっかりと変化してくれました。

例えば、△ボタンの連打で地上コンボを繰り出している最中に、□ボタンの連打へ切り替えると、コンボが打ち上げへと変化しました。逆に、□ボタンから△ボタンに切り替えつつのコンボも可能です。

状況やキャラによって、一段目の△攻撃と□攻撃で当てやすさが違う場合もあるでしょう。そうした時に、当てやすい方でヒットさせ、そこから打ち上げコンボや横方向のコンボのどちらにも派生できるのは、嬉しいポイントといえそうです。

慣れないうちはひとつのボタン連打に徹し、操作に慣れてくれば「ここでは相手を浮かせたい」「ここでは地上で押し込んでいきたい」と考えながらボタンを使い分けていく──といった上達への導線にもなることでしょう。

また「Act」では、必殺技も簡単な操作で行えるので、格闘ゲームにそれほど馴染みがなくとも、派手な戦いぶりを誰でも楽しめます。「Act」のおかげで、短時間ながら手応えのある試遊を満喫できました。

「グランドシナリオモード」の詳細はまだ明かされていないため、どのような戦いが待ち受けているかは分かりませんが、シナリオ目当てであっても「Act」があればかなり戦いやすいかと思います。

■「Act」で広がりそうな格闘ゲームへの間口

初心者や未経験者にとって、格闘ゲームにおける操作の複雑さは、かなり高く感じる壁でしょう。どの操作をすればいいのか、画面上の展開の早さに指が追い付けず、何も分からずやられてしまう──といった経験を味わった人も、少なくないでしょう。

そのため、操作が簡単なシンプルモードを取り入れる作品も増えてきました。『メルティブラッド:トワイルミナ』の「Act」も、そうした流れを踏まえたものと考えられます。特に本シリーズは、物語や世界観に惹かれて遊ぶ人も多いだけに、「Act」のようなプレイヤーの間口を広げるシステムは重要な役割を担うものといえそうです。

今回は短時間の試遊プレイという範囲でしたが、操作を簡略化してくれる「Act」は、初心者をサポートし、物語を楽しむための一助になる可能性を十分感じさせてくれました。

また、「Act」から始めて少しずつ操作に慣れていくという、上達の動線としての役割も担ってくれることでしょう。奈須きのこ氏による新たな物語を楽しみたい人や、格闘ゲームへの入門を考えている人は、「Act」を活用するプレイも検討してみましょう。


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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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