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【GDC 2009】小島監督、Mega64に出演する

「Game Developer's Choice Awards」(Choice Awards)で上映されたMega64のゲームパロディムービーに、コナミの小島秀夫監督が出演しました。

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「Game Developer's Choice Awards」(Choice Awards)で上映されたMega64のゲームパロディムービーに、コナミの小島秀夫監督が出演しました。

Mega64は英国チャンネル4のTrigger Happy TVの低予算テレビ番組で、テレビゲームのシーンを街の中で再現するという内容。Choice Awardsでも毎年、数本が上映され、風物詩となっています。日本の参加者からは、MEGA64を見るとGDCに来た感じがする、という声もあるほどです。

ムービーの内容は、ソリッド・スネークら『メタルギアソリッド』シリーズのコスプレをしたMega64の出演者たちが、街中をはしゃぎ回りながらスニーキングするというもの。ところが、道の向こうにいる小島監督と鉢合わせしてしまいます。



彼らを見て顔をしかめ、やおら携帯電話を取り出すと、「今日の予定は全てキャンセルしといて!」と秘書に向かって吐き捨てる小島監督。

ところが次のシーンでは、小島監督も一緒にノリノリで街中をスニーキングしていくのでした。最後に彼らと共にポーズを決めてジ・エンド。会場は爆笑と大喝采の渦となりました。



実は本ムービーは2007年に上映された、宮本茂氏が出演した『ゼルダの伝説』版を下敷きにしています。このムービーでは、リンクらに扮してはしゃぎ回る出演者たちに、偶然はち会わせた宮本茂氏が顔をしかめるというものでした。

『ゼルダの伝説』版と宮本茂氏をリスペクトしつつ、独自の解釈で引き継いだ小島監督。ゲーム開発者のサービス精神が遺憾なく発揮された一面でした。お茶目ですね。

会場ではこれ以外にも、ファンタジーRPGの冒険者に扮した一行が「Indipendent Game Festival」への愛をハードロックで歌い上げる内容、『ワンダと巨像』版、『ミラーズエッジ』版、ゲーム内で189回も「fuck」が叫ばれ、ゲーム版ギネスブックに載った『The House of the Dead:Overkill』版などが上映されました。

ビバ! Mega64。伝説のコメディ番組「モンティパイソン」を生んだ国の伝統は今も健在です。過去の代表作は公式サイトでも配信されていますが……。DVDになったりしてませんかね、これ。
《小野憲史》
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