任天堂は恒例の「世界で最も評判の良い企業」(World's Most Reputable Companies)ランキングで日本企業としてはトップとなる6位を、「世界で最も成功しているゲーム開発スタジオ」では2位を獲得しました。
「世界で最も評判の良い企業」では初登場で日本企業トップの6位ですからかなりの成績とみていいのではないでしょうか。一方、「世界で最も成功しているゲーム開発スタジオ」では前年の1位からワンランクダウンの2位。1位を制したのは米Blizzardで、『World of Warcraft』(WoW)の収益によるものとのこと。「世界で最も成功しているゲーム開発スタジオ」は英国での売上に基づくランキングであり、現地で『WoW』がいかにパワフルであるかが分かります。
『WoW』は全世界でアクティブ会員数が1000万人を越えるMMORPGで、拡張パック『Wrath of the Lich King』が24時間で280万本売れるなど様々な意味で型破りの規模となっています。前年度から46ランクアップを実現した『WoW』ですが、現時点では日本国内ではサービスされていません。『Dead Space』など国内未発売の家庭用ゲームが話題となりますが、オンラインゲームにおいても日本市場の特殊化が進行しているようで、これは軽視できない事態なのかも知れません。
《水口真》