――海外のメーカーがあいかわらずFPSをたくさん展示するなかで、任天堂はかなり多彩なライナップだったようですけれど、そのあたりは気を遣ったんでしょうか?
宮本: いや、そこはもう、任天堂流というか(笑)。独自にこう、つくりたいものを追求した結果です。たしかにいま、とくにアメリカのマーケットはすごくかたよってきてますよね。やっぱり、どうしても売れているものに走っていくから。開発者はともかく、営業の人たちがね。だから、まずスポーツゲームがあって、それからFPSがあって、レースゲームがあって、ウォーシミュレーションがあって‥‥。
その4つだけで全体の4分の3くらいを占めてるんじゃないかな、っていうくらいかたよってきてるんですよ。そんななかにあると、任天堂としてはふつうにやってるだけなんですけど、ものすごくいろんなゲームがあると見えたんでしょうね。
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