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GC2004のプレスカンファレンスで宮本茂氏のメッセージ紹介

昨日からドイツのライプチヒで開催されているGame Convention 2004にて任天堂はプレスカンファレンスを開催しました。後半で宮本氏のニンテンドーDSについてのビデオメッセージが紹介されました。以下は全文です。『ピクトチャット』に頑張っているようです。

任天堂 DS
昨日からドイツのライプチヒで開催されているGame Convention 2004にて任天堂はプレスカンファレンスを開催しました。後半で宮本氏のニンテンドーDSについてのビデオメッセージが紹介されました。以下は全文です。『ピクトチャット』に頑張っているようです。

宮本茂です。ゼルダとかマリオを作ってるゲームデザイナーでプロデューサーなんですけども、今回は新しいハードに非常に乗り気で、何とかハードの設計とかにもソフト側として色々関わりたいという気持ちがありましてね、コントローラーのデザインにはいつも関わるんですけど、今回はわりとハード全体のデザインに関わった手前ですね、色々新しいソフトが作れる夢を持っているんで、ソフトの編成にも関わって、忙しくDSの為に働いています。

そこで、今までできなかったゲームをやろうという思いが凄くあります。今までのゲーム機でゲームを作ってきても、今はもう、それをもっと高度にするとか、もっと複雑にするとかでしか僕らももう思いあたらなくなってきたんで、一回それを白紙に戻してね、誰が触っても分かる遊びを作りたいと思い出したんですね。それがやっぱり作るほうとしても凄く楽しい。結構新しい遊びが出てきてるんです。楽しいです、作るほうも。

じゃあ、どこが新しいのかと言うと一杯あるんですけどね、まあ一杯有るのはそのうちやっくり使っていけばいいし、僕がやっぱりメインに思っているのはタッチパネル。タッチスクリーンですね。画面に出てる絵を直接自分が触って反応するってのは凄く楽しいですね。それからもうひとつはワイヤレスの通信。これがなかなか新しい楽しみがあります。で今僕が凄く力を入れているのがピクトチャットという絵のチャットなんですけども、最初はソフトウェアキーボードで文字を打つことを考えたんですが、やっぱり絵を書いてそれをそのまま送る、文章も書いた方が速い、顔が見えている人でもこうして会話するのは結構楽しい。新しい遊びが見つかりました。

任天堂はやっぱり他にないユニークなものを作ろうといつもやってるんですね。DSというのは携帯型で持ち運べるという凄い特徴があります。もう1つは遊び方を変えたいと思っているので触って、指で触ったり、ペンで触ったり遊ぶのもそうなんですけど、テーブルの上にポンと置いておいてこっちから触らずに声だけで遊ぶとか、テーブル上においてずーっと電源がずっと入ったままもっと新しい使い方ができないかなと思って今のようなデザインになりました。

最終形のデザインですけど、いろいろ変わったんですけど、任天堂らしいことです。遊んでみて、実際開発の中でE3のバージョンを遊んでみて、ちょっと指に馴染まないところとか、例えばもう少し十字キーが押しやすいほうがいいとか、4つのボタンがもう少し間隔があるほうがいいとか、特に手に持った感じが小さな子だと結構分厚いんですね、だから、そこをできるだけ薄くしてやろうと。
《土本学》
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