ロイター通信によれば、ウォルト・ディズニーのトム・スタッグスCFO(最高財務責任者)は、ビデオゲームへの投資額を3倍にするとロンドンで開催したジャーナリスト向け説明会で述べたそうです。「私たちはゲームへの投資を増やしています。本当にチャンスのある市場です」
ディズニーは昨年1年間でゲーム開発に1億ドルを投資していて、今年は1億3000万ドルに増やすそうです。「私たちは今後5年程度で家庭用ゲーム機と携帯型ゲーム機でのゲームに年間3億5000万ドル投資する体制にするつもりです」とトム・スタッグス氏は述べました。
投資額のおよそ70パーセントは既にディズニーが保有しているフランチャイズを元にしたもの、残りは新しいフランチャイズを生み出すのに使いたいという意向のようです。ディズニーはニンテンドーDS向けに『スペクトロブス』を制作し(開発は日本のジュピター)、海外で70万本を超えるヒット作品としました。こういった新しいフランチャイズ、ゲーム以外にも世界を広げられる作品を作りたいということです。
ただしディズニーは他のゲームメーカーと全面的に競争することを望んでいるわけではなく、例えば傘下のESPNネットワークはスポーツゲームではEAと提携していたりといったこともやっていくということです。
《土本学》
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