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今どきゲーム事情■杉山淳一:アフターファイブ・ファイター“餅A”の海外武者修行

餅A選手※クリックで拡大画面を表示

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今どきゲーム事情■杉山淳一:アフターファイブ・ファイター“餅A”の海外武者修行
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アメリカのプレイヤーと遊園地(SixFlag)にて集合写真※クリックで拡大画面を表示

杉山:今回、アメリカに行くきっかけは何ですか?

餅A:海外との交流が始まるきっかけはWCGでした。日本代表でイタリアに行ったときに、『デッドオアアライブ』の出場国が32か国あって、その半分の国の代表選手と話したんですよ。

杉山:すごいですね。英語は得意なんですか。

餅A:実は小学1年生から3年生までアメリカに住んでいました。英語で話すことには抵抗が無いけれど、上手かといわれるとそうでもないです。でも、シンガポール代表のテトラ選手は日本語ができるんですよ。彼はトライリンガルで、中国語、英語、日本語ができるんです。シンガポール自体が中国語と英語を使う国なんです。それに加えて、日本のゲームが好きな人は日本のアニメや漫画も好きで、それで頑張って日本語を覚えるそうです。

杉山:なるほど。日本文化の強さですね。

餅A:他にも日本語を使える人は多かった。オーストラリア代表のエイレン君もペラペラ。初対面で「おぅ、お前がモチエーか?」と言われました(笑)。

杉山:餅Aの名前は世界でも有名なんですね。Xbox Live!で広まったのでしょうか?

餅A:DoAは日本のゲームですから、日本代表が優勝候補だろうということで前評判があったようです。

杉山:その前の年は日本代表の活忍犬選手が優勝していますからね。「あの活忍犬を破って来たのはお前か!」という感じで関心が高い。

餅A:日本予選で優勝してからイタリアに行くまでの間に、Xboxのほうに世界の代表たちからメールが届きました。カナダのOffbeat Ninjaやフィンランドのシノビ君からも来ました。オンラインで対戦しましたよ。

杉山:大会に行く前から交流試合が始まっているんだ。Ninja選手やシノビ選手も日本語を使えるんですか?

餅A:いえ。英語ですね。イタリアではエイレン君が通訳に入ってくれました。韓国代表のハン君も日本語がペラペラで、活忍犬選手とも友達だそうです。

杉山:そんなに日本語が通じたら居心地いいですね。

餅A:大勢で話しているとだんだん言語が増えてくるんですよ。こっちで日本語、隣は英語、後ろではフィンランド語(笑)。何人が何か国語で話しているんだろうという感じで、すごい世界でした。

杉山:これが“世界”だと肌で解ったことでしょう。良い経験をしましたね。

餅A:僕のEスポーツ観というか、世界観が変わりました。その反面、日本に足りないものも見えました。世界は恵まれている。日本もアメリカみたいにプロ制度があれば、強いプレイヤーが生活のために引退する、ということはなくなりますから。僕も闘うだけで良しとはせずに、「ゲームにはこういう世界があるんだよ」ということを、日本の人々に紹介したいと強く思うようになりました。

杉山:DID3に参加するきっかけはWCGの交流がきっかけなんですね。

餅A:アメリカに住んでいたこともあって、アメリカ人に親しみを感じるんです。それでWCGのアメリカ代表と仲良くなりました。どこに住んでたんだという話から始まって、お互いの国のゲーム事情を聞いたり。僕はWCGのイタリア大会では予選リーグで負けてしまいましたが、その前の交流試合のほうは調子が良くて(笑)、ほとんど負けなかったんです。だからいろんな人が交流試合の申し込みをしてくれて、日本の戦術はどうだ、なんて話しかけられて。

杉山:日本のゲームだからね。日本人の戦い方がもっとも進んでいるだろう、という読みもあるだろうしね。

餅A:「本当はどのキャラクターが強いの?」とか「次のパッチはいつ?」とか、「イタガキ(開発者の板垣氏)とは知り合いか?」とか(笑)。

杉山:人気者だ。攻略本を作ったなんて言ったら大変なことになりそう。

餅A:いえ、みんな知っていましたよ。

杉山:知っていたんだ! 翻訳されたのかな。

餅A:翻訳は自分たちでやったみたいですよ。

杉山:そうなのか! なんとかして手に入れて、自分たちで翻訳。うーむ、その情熱は見習いたいですね。

■プロゲーマー宅にホームステイでゲーム三昧


《杉山淳一》

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