財団法人日本ファッション協会は、「より豊かな生活文化の創造」を目指して主催していて今年で21回目となる「日本クリエイション大賞 2007」を発表しました。ジャンルを問わずクリエイティブな視点で生活文化の向上に貢献、時代を切り開いた人物や事象を対象に、時代性、革新性、文化性、国際性、社会性の5つの視点から評価したものです。今年の大賞となったのは、宮本茂氏及び任天堂開発チームで"21 世紀の新しいライフスタイルを創り出す世界的クリエイティブ集団"と評価されました。WiiやニンテンドーDS、様々な作品を通じて、テレビゲームを誰もが触れるコミュニケーションツールに進化させ、新しいライフスタイルを生み出したことが選考理由です。そのほか、環境アート章には"彫刻作品「モエレ沼公園」とその価値を活かす公民協働体制"として札幌市が、地域文化振興賞に"市民の手で受け継がれ続ける藩校「致道館」の精神"として、財団法人致道博物館 館長 酒井忠久氏が、海外賞には"紫斑蝶の幽谷を守る、一生をかけた取り組み"として台湾の?家龍氏が選ばれました。日本クリエイション大賞 顕彰制度委員会<委員長> ・福原 義春(資生堂名誉会長)<選考委員長>・ 石井 威望(東京大学名誉教授)<選考委員>・伊東 順二(富山大学教授/アートプロデューサー)・内館 牧子(脚本家)・大宅 映子(評論家)・加藤 タキ(コーディネーター)・亀地 宏(フリージャーナリスト)・河原 敏文(CG アーティスト/名古屋学芸大学教授)・隈 研吾(建築家)・柴田 鐡治(科学ジャーナリスト)・曽我 健(NHK 交響楽団名誉顧問)・永井 多惠子(前NHK 副会長)・原 由美子(ファッションディレクター)