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任天堂の成功で子供向け市場の競争激化にTHQ苦戦

米国の大手パブリッシャーの一角、THQは2008年3月期の業績を発表しました。それによれば、売上高は10憶3050万ドルで、13年連続での伸びを達成しました。しかしながら利益面では3530万ドルの損失となりました。これについてカンファレンスコールにて同社CEOのBrian Farrell氏は、得意とする子供向け市場の競争が高まっていると指摘しました。

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米国の大手パブリッシャーの一角、THQは2008年3月期の業績を発表しました。それによれば、売上高は10憶3050万ドルで、13年連続での伸びを達成しました。しかしながら利益面では3530万ドルの損失となりました。これについてカンファレンスコールにて同社CEOのBrian Farrell氏は、得意とする子供向け市場の競争が高まっていると指摘しました。

「2008年度の子供向けマーケットは最近の記憶の中でも最も競争が激しい一年でした。一昨年の『Cars』に並ぶタイトルの不足や任天堂のファーストパーティタイトルの充実、や新しい音楽ゲームの伸張などで、我々が伝統的に得意とする子供向けのビジネスで期待に沿えることができませんでした」

しかし今年については楽観的な見方を示しています。

「2009年度の我々のラインナップは昨年よりも強力ですし、ライセンスタイトルで考えても、家族向け映画はそれほど多くありません。今四半期にはディズニー/ピクサーの最新作『WALL・E/ウォーリー』のゲームを投入します。宇宙やロボットというテーマもゲームには強力な武器になります」
《土本学》
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