ゲーム業界での日本の地位や存在感が低下しているのではないかという危惧があります。
日本市場はWiiやDSの大ヒットにより一時的に盛り返したものの、10年来、市場規模が低下傾向にあります。また、日本で開発されたゲームのみが世界市場を席巻するというのは昔の話となりました。しかしながら、ゲームにおいては日本は依然として特別な立場にあると認識されているようです。
2年前に日本に進出したコードマスターズは英国に本社を置くパブリッシャーです。日本法人はTwitterを日本で使われ始めた頃から積極的に利用し、人気を集めています。そのコードマスターズがTwitterの公式アカウントにて興味深いコメントを残しています。
「中国法人がなく日本法人だけがあるのは珍しいですよね」というユーザーからのコメントに、「そうですか?弊社の場合、CEOのロッドが日本に一目置いていることから日本になったそうですよ。ハードの国は日本だ!ということですね」と返信しています。日本に現地法人を設立した裏には、任天堂、ソニーかつてはセガといったプラットフォームホルダーがひしめき、ゲーム産業を牽引してきた日本へのリスペクトもあるようです。
そのような尊敬が過去のものにならないよう、素晴らしいゲームが今後も生まれる事を期待したいですね。
ちなみにコードマスターズ日本法人では、まずは知名度を上げ、ユーザーからの信頼を獲得したいということで、主に次世代機にターゲットを絞り、ジャンルも最も得意とするレースゲームやFPSを中心に展開する方針だとのことです。
《土本学》
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