■『すりぬけ アナトウス』とは
『すりぬけ アナトウス』は、元々Wiiウェア向けに展開していたゲームです。プレイヤーはブロックを操作し、迫りくる壁に空いている穴の間をブロックを通るように操作してゴールを目指します。
その続編となるのが『疾走すりぬけ アナトウス』です。元々奥にある穴をブロックが抜けていくゲームと言うことで、立体視との相性はバツグンです。
なお、開発はDSや3DSのアクセサリーを販売している事で知られる、キーズファクトリーが行っています。
■世界観が与えられた
元々Wiiウェア版では単調なブロックと壁で用意されたステージを淡々とクリアしていくようなゲームでしたが、3DS版ではシナリオや世界観、キャラクターなど与えられました。
破壊神ブッコ・ワースによってアナトゥスの力の源であるココロを奪われてしまう。プレイヤーは神界のマモリガミ3匹を操作し、各地に散らばったココロを取り戻し、ブッコ・ワースの元へ行くのが目的です。
ちなみにマモリガミは、L字型のオルカ・キング(シャチの王)、T字型のレオ・キング(獅子の王)、L字、T字、Z字など角度によって様々な形になるクロコ・キング(ワニの王)の3匹。最初の島ではシンプルなオルカ・キングを操作し、次の島に行くとレオ・キング、その次がクロコ・キングと言った具合に、だんだん難易度が高くなっていきます。
■最速を目指しつつココロを回収
アナの隙間にはココロがあり、これを連続でゲットしていくとコンボに。ハイスコアを目指すにはこれを取るのは必須。逆に取らなくてもクリアは可能ですが、隠されたステージの解放条件などで必要なので、なるべくは取っていった方がいいでしょう。
また、ハイスコアは集めたココロの数だけでなく、クリア時間も影響します。Lボタンでスピードアップの高速移動。しかし、その分アナにあわせてマモリガミを回転させるプレイヤーの思考時間が減ってしまいます。
このゲームは素早くマモリガミをアナが通るように形をあわせてゴールを目指すゲーム。マモリガミがアナの形とあわず、もたもたしているとゲームオーバーに。その猶予時間はほんの数秒。素早くマモリガミを回転させ、高速でアナを抜ける、これがゲームの爽快感が味わえるポイントです。
■トリックの概念
アナにあるココロは、マモリガミの形をあわせただけでは取れないものが多数あります。これはトリックを使うことでまとめて取得可能。このゲームのテクニカルに遊ぶかどうかでガラッと難易度が変わる程の要素で、アナのシルエットと様にマモリガミを移動させると、トリックが可能。離れているココロもゲットできます。
序盤は3つですが、4つ、5つなど、数が多くなるとアナに通るまでにトリックを作るのが大変になります。
ゲームをクリアするだけなら無視してもOK。ハイスコアを目指す上では欠かせない技となっています。
■対戦モードも一応ある
3DS版では対戦プレイも実装。ソフト持っていなくても遊べるのが特徴で、3DS本体を2人で持って遊ぶ「よりそって対戦」と、ソフトを持っている人通しがワイヤレス通信で対戦する2通り。
「よりそって対戦」はプレイヤーが左右の端から画面を見るため、3Dモードは自動的にOFFに。先に10個のアナにマモリガミのシルエットを合わせた人の勝ちと言うルール。アナは抜けませんので、サクッと遊べる対戦となっています。
ソフトを持っている人同士では、上記の「シルエット対戦」だけでなく、本編と同じようにココロを集めてアナをぬけていく「すりぬけ対戦」もプレイ可能です。
ただ、対戦は出来るものの、相手がいないともちろん遊べません。せめてダウンロードプレイによる対戦が出来ればよかった。
>■総評
一言でいうならば、ボリュームは控えめ、短い時間で集中して遊ぶタイプのゲーム。任天堂が先に配信した『いきものづくり クリエイトーイ』や『引ク押ス』はどちらもじっくり長く遊ぶタイプのゲームでしたが、『疾走すりぬけ アナトウス』はエンディングを目指すだけなら2~3時間程度でクリア可能です。
もちろんこれはメインステージだけ進めた場合の話で、ココロを沢山集めるなど条件を満たさないと遊べないステージが沢山あります。これらを全部遊び倒そうとするならば、本編以上のボリューム内容で長く遊べますので、そこは任天堂のゲームらしくぬかりなし。
ポイソフトの『ひゅ~ストン』のように立体視とゲーム性が3DSと相性良いゲームと言うことで色々な人に薦めたい所ですが、価格が800円とやや高めなのがネック。対戦モードをカットしてでも値段を下げてほしかったのが正直な所です。
『疾走すりぬけ アナトウス』は、2011年10月21日より配信開始で価格は800円(税込)です。
(C)2011 Nintendo / KeysFactory
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