スクウェア・エニックスから『FF』の名を冠するアクションRPG『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ』が発表されました。オンラインによる協力プレイにも対応しているとのことで、続報が楽しみなタイトルですね。今回はそんな『FF』(と『FF』関連作)の話題です。
◆E3 2014で見えてきた
直近の『FF』関連作の傾向
E3 2014を含むこの数日間で、新たな『FF』関連作が3本も発表されました。しかも、そのすべてがアクション要素を色濃く備えたゲームとなっています。
「FFといえばRPG」というこれまでのイメージが、少しずつ変わろうとしているのかもしれません。現時点で明らかになっている『FF』のアクションゲーム(アクションRPG)を、軽くおさらいしてみましょう。
■ファイナルファンタジーXV(PS4/Xbox One)
詳細は不明ながら、アクションゲームの要素を色濃く有するシリーズ最新作
■ファイナルファンタジー 零式 HD(PS4/Xbox One)
2011年にPSPで発売されたアクションRPGのHDバージョン。E3 2014にて発表
■ファイナルファンタジーVII Gバイク(スマートフォン)
FF7の劇中ミニゲームをモチーフにしたアクション。E3 2014にて発表。
開発はサイバーコネクトツー
■ファイナルファンタジー エクスプローラーズ(3DS)
『クリスタルクロニクル』シリーズの面影を感じさせる、
最大4人でのマルチプレイに対応した新規タイトル
こうしてみると、実に4本ものアクションRPGが開発されているわけです。また、多少強引ではありますが3DSで展開されている『シアトリズム』シリーズも、ジャンルとしては「リズムアクション」になりますね。
◆「RPGのFF」から「アクションRPGのFF」へ?
「アクション要素を備えたFF」は今に始まったものではなく、前述した『クリスタルクロニクル』シリーズのほか、『ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII』、『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』、そして天野喜孝氏のデザインをベースにモデリングした美麗なキャラクターがバトルを繰り広げる『ディシディア ファイナルファンタジー』シリーズなど、これまでにもいくつかのタイトルがリリースされています。
余談ですが、ゲームスピードを1、バトルタイプをアクティブに設定したDS版『FFIV』なども「アクションゲームか!」と思わずツッコミたくなるレベルに手元が忙しいバトルが楽しめました。筆者の中では、これももはやアクションRPGです(笑)。
それはともあれ、ここまで複数の"アクションFF"が同時進行するというのはこれまでにはなかったことといえるでしょう。『ファイナルファンタジー』は当初から1作品ごとに新しい挑戦をするシリーズとしても知られ、SFCでリリースされた『VI』くらいまではファンの間でも「奇数作はシステム重視、偶数作はストーリー重視」などとささやかれるほどでしたし、それ以降の作品でも『VII』ならシリーズ初の3D化にマテリアシステム、『VIII』ならジャンクションシステムなど、1作品ごとにシステムを刷新し続けてきました。スタッフのそうした「新しいもの」への挑戦は、RPGというジャンルそのものにもおよぼうとしているのかもしれません。
ひと口にアクションといっても作品ごとに遊ばせ方はさまざまでしょうし、同時に、リリースされるプラットフォームもさまざまです。興味が持てそうなタイトルがあったら、新たなステージへと進もうとしている『FF』を楽しんでみてはいかがでしょう。ちなみに、これから発売されるタイトルの中では『FFVII Gバイク』のリリースがもっとも早く、今秋配信予定となっています。
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