■「古代ローマの新しいゲーム」

・プレイ人数:2~7人(ゲームにより異なります)
・プレイ時間:10分~(ゲームにより異なります)
・対象年齢:10歳以上
・デザイナー:ライナー・クニツィア
・販売: ニューゲームズオーダー
・価格: 5000円(税込)
ドイツの天才ボードゲーム・デザイナー、ライナー・クニツィアによる古代ローマを舞台にした14種類のゲームを詰めあわせた一箱。交渉からオークション、陣取り、レースなどなど色んなタイプのゲームをシンプルなルールで楽しめるので、自分はどんなタイプのボードゲームが好きかを見つけるのにもいい作品。

ドイツゲームに興味があったり、盤と駒を使ったボードゲームらしいボードゲームをしてみたい人に特にオススメの一箱です。ちなみに、14種も入っていますが、箱がコンパクトなので収納や持ち運びにも良いサイズとなっています。
■「バルバロッサ」

・プレイ人数: 3~6人
・プレイ時間:60分
・対象年齢:12歳以上
・デザイナー:クラウス トイバー
・販売:ニューゲームズオーダー
・価格:3000円(税込)
各プレイヤーが粘土を使い作品を作り、互いの作品について質問をしながら、その作品の題材を当てあって得点を競うゲーム。題材を当てたり、当てられたりすると得点がもらえるものの、すぐ正解を出されたり、誰もわからない作品を作ってしまうと減点になるというシステムなので、題材がわからないようでわかる曖昧な作品を作り出さなきゃいけないのが面白いポイント。

デザイナーは『カタン』を生み出したクラウス・トイバー。芸術スキルが高くても勝てるゲームではないので、不器用な人でも安心して遊べます。ゲームが終わった後に、作品の出来に関して色々言いあったり、作品を写真を撮ったりするのも楽しいゲームです。
■「ドミニオン」

・プレイ人数:2~4人(拡張で最大6人)
・プレイ時間:30分
・対象年齢:8歳以上
・デザイナー:ドナルド・X・ヴァッカリーノ
・販売:ホビージャパン
・価格:4500円(税別)
各プレイヤーが小国の領主となり、自分の領土=カードデッキを、ゲーム中にカードを購入していきながら拡張していき、手札とデッキの循環を上手に生み出しながら、デッキの中に領地(得点)カードをより多く手に入れることを目指すゲーム。
ゲームに使用するカードはセット内のものだけで、ランダム封入のパックを買ったりレアカードを集めたりする要素はないものの、トレーディングカードゲーム的なコンボ要素やデッキ作りが気軽に楽しめるところが世界中で人気となり、同様のシステムを使った「デッキ構築型カードゲーム」というジャンルを生み出しました。
■「DORASURE(ドラスレ)」

・プレイ人数:2~5人(拡張版で1~11人)
・プレイ時間:30分
・対象年齢:10歳以上
・デザイナー:KTR
・販売:ジャイアントホビー
・価格:3900円(税込)

プレイヤーは冒険者の一人となって、他のプレイヤーと協力して、クエストと戦闘をして経験値やアイテムを稼ぎながら、ドラゴン討伐を目指すRPGライクな協力型のボードゲーム。ルールはシンプルで、マップ上の移動や戦闘はダイス(サイコロ)でランダムな判定を行うので、予想外の展開にワイワイ盛り上がれます。COOPゲーム好きにオススメ。

今回紹介するものの中では唯一の国産タイトル。各プレイヤーが操作する冒険者にはそれぞれクラスがあって、得意不得意があるので一度遊んだら別のクラスでもう一回遊んで見るのも楽しいところ。冒険者の駒は全て金属製のミニチュア(メタルフィギュア。未塗装)で、凄くカッコイイ。また、拡張版でソロプレイにも対応しています。
■「フリートコマンダー」

・プレイ人数:2人
・プレイ時間:60分
・対象年齢:12歳以上
・デザイナー:アンリ・レディシ、エルウィン・シャーペンター
・販売:ホビージャパン
・価格:8000円(税別)
宇宙艦隊を指揮して敵艦隊と戦いを繰り広げるゲーム。バトルシップ、クルーザー、フリゲートといったそれぞれ能力の異なるクラスの船のミニチュアを操り、ダイスを使って行う移動・防御・攻撃の判定のランダム要素に翻弄されながらも、敵を上手に囲んだり、いいタイミングで特殊兵装の攻撃を繰り出すなど戦略的にゲームを進めて勝利を目指すのが面白い。

今回紹介したゲームの中では少々複雑な部類だし、2人対戦専用のゲームですが、シミュレーション系の中ではコンパクトにまとまった遊び易いルールで、なにより「宇宙艦隊戦」というワードに惹かれる方は是非一度体験して欲しいゲーム。ミニチュアも名作RTS『Homeworld』シリーズに登場する艦船を彷彿とさせるデザインがもう最高です。
ちなみに、今回上げた5タイトルは全て国内版であれば日本語化(日本語マニュアル含)されています。 それでは、最後にボードゲームをどこで買ったらいいかをご紹介しましょう。