人生にゲームをプラスするメディア

【E3 2015】ポイント&クリック型アドベンチャーをProject Morpheusで~『Wayward Sky』の挑戦

E3 2015でインディゲームスタジオのウーバー・エンタテインメントはProject Morpheus向けの新作ゲーム『Wayward Sky』を発表しました。会場では冒頭数分間がデモプレイでき、その可能性の一端を示しました。

ソニー PS4
【E3 2015】ポイント&クリック型アドベンチャーをProject Morpheusで~『Wayward Sky』の挑戦
  • 【E3 2015】ポイント&クリック型アドベンチャーをProject Morpheusで~『Wayward Sky』の挑戦
  • 【E3 2015】ポイント&クリック型アドベンチャーをProject Morpheusで~『Wayward Sky』の挑戦
  • 【E3 2015】ポイント&クリック型アドベンチャーをProject Morpheusで~『Wayward Sky』の挑戦
  • 【E3 2015】ポイント&クリック型アドベンチャーをProject Morpheusで~『Wayward Sky』の挑戦
また一つVRゲームは自由になったようです。

E3 2015でインディゲームスタジオのウーバー・エンタテインメントはProject Morpheus向けの新作ゲーム『Wayward Sky』を発表しました。会場では冒頭数分間がデモプレイでき、その可能性の一端を示しました。



同社は米ワシントン州カークランドで2008年に設立され、公式サイトでは3本のゲームが掲載されています。過去の開発経験はPC・Xbox 360・iOSで、本作は初のPSプラットフォームのタイトルになります。

主人公は父親の操縦する複葉機で、副操縦士をつとめていた少女ベス。ある時、雲海から抜け出た瞬間に空に浮かぶ城塞に激突し、飛行機が大破してしまいます。城の警備兵に父親をさらわれたベスは、父親を救出するために城の探索に乗り出すというストーリーです。

ゲームの最大のポイントはポイント&クリック型のパズルアドベンチャーであること。マウス操作(またはモバイルデバイスでのタッチ操作)に向くゲームデザインですが、本作ではこれを頭部を動かすことで実現しています。

すなわち、頭を動かしてカーソルを移動させ、デュアルショック4のアクションボタンを押すと、その場所にベスが移動したり、何かしらのアクション(モノを動かす、スイッチを操作するなど)をするのです。



もう一つの特徴はカメラの動きです。本作は状況に応じて一人称視点とクォータービュー視点が切り替わる仕組みを採用しています。VRゲームでは一般的に頭を激しく動かすと不快感につながるとされます。これがクォータービュー視点では最低限に抑えられるのです。

一方アクセントとして一人称視点も加えられています。一人称視点ではカメラの高さがゲーム内キャラクターの視点に合わせてあり、プレイヤーに実際にその場に立っている感覚を提示しています。

これらが意味するのは「VRゲームでも長時間じっくり楽しめるようなものが作れる」ということです。

ポイント&クリック型アドベンチャーならPCやモバイルでやればいいわけで、わざわざVRでやる必要はないと感じる人がいるかもしれません。

しかし一人称視点時の没入感はVRゲームならではですし、ここからVRの新しい可能性が生まれるかもしれません。いずれにせよインディゲームならではの、ユニークなチャレンジだと言えるでしょう。

リリース時期は未定ですが、VRゲームに挑戦しようとするインディに対して、新しい希望を与える存在になりそうです。
《小野憲史》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ソニー アクセスランキング

  1. テトリスがちょっぴり苦手な『ぷよテト2』プレイヤー向け、テトリス基礎知識!覚えるだけで序盤の動きがグッとレベルアップするぞ

    テトリスがちょっぴり苦手な『ぷよテト2』プレイヤー向け、テトリス基礎知識!覚えるだけで序盤の動きがグッとレベルアップするぞ

  2. 『ELDEN RING』覗けるのは「フィアのパンツ」だけじゃない―さらに「下乳」と「お尻」も見てみた

    『ELDEN RING』覗けるのは「フィアのパンツ」だけじゃない―さらに「下乳」と「お尻」も見てみた

  3. PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう

    PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう

  4. 「全FF大投票」で異例の躍進を遂げたエメトセルクって誰?『FF14』の“新参者”が歴代キャラを超えて「キャラクター部門」6位になった背景を探る

  5. 尖りすぎた名作はなぜ今、リロードされたのか? 『END OF ETERNITY 4K/HD EDITION』のキーマンを直撃【インタビュー】

  6. なんで『パワプロ』上級者は「ロックオン」無しでも変化球が打てるの?ハイレベルすぎるプロ選手の対戦動画から、その秘密をじっくり解説

  7. 『モンハン:ワールド』新大陸の〆に「受付嬢」を目に焼き付けよう! “全DLC衣装”でじっくり楽しむ受付嬢フォトコレクション【アイスボーン編】

  8. 『Ghost of Tsushima』新参冥人に向けた「冥人奇譚」の特徴&アドバイス14選! 勝利の鍵は“仲間との意思疎通”にあり

  9. 『ELDEN RING』最序盤からルーン稼ぎに使える4つの場所!王への道は一日にしてならず

  10. 全破壊、はたく、つまむ…っておい!『閃乱カグラ EV』蛇女メンバーと更衣室・コスチューム破壊の情報がHENTAI

アクセスランキングをもっと見る