それまで『テトリス』のようなゲームを2人プレイする“対戦用”として認識していたゲームボーイの「通信ケーブル」を使うこのゲーム。育てたポケモン同士をケーブルを介して友達と交換できる…!出てくるポケモンが少し違う2つのバージョンが同時発売…!なんて画期的なRPGなんだ!
中学生だった自分は、発売日に『ポケットモンスター 赤』を買いました。最初の1匹はどうやらパッケージの赤いドラゴンに成長しそうなヒトカゲにしよう。くさむらから飛び出してきたポケモンをモンスターボールでつかまえ、どんどん増える手持ちのポケモンたち。

筆者が相棒に選んだヒトカゲ
序盤はタケシとカスミにヒトカゲが大苦戦。しかし、それなりにRPGをプレイしてきた経験で、レベル上げや使用ポケモン選びでなんとか乗り切り、以降調子を上げてどんどん物語を進めていきます。
そしてリザードンと共にカントー地方のチャンピオンになった頃、ふと気付きました。周りの友達が誰も『ポケモン』をやっていないことに!こんなに面白いのになぜ!?
…それから1年以上経った頃。アニメなどの影響でクラスの友達の間で空前のポケモンブームがやってきました。
「津久井くん、ゲーム好きなのにポケモンやってないの?」
「とっくにクリアしちゃってるよ!」
相棒リザードンを再び率いて、初心者の友達らを対戦で圧倒しまくったのは言うまでもなく…(反省)。