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【特集】「歴史に埋もれたカルトなB級FPS」10選

歴史に埋もれたカルトなB級FPSの中から1990年代後半~2000年台前半の物を中心に、当時を振り返りながらご紹介していきます。

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『Blood: One Unit Whole Blood』
開発元:Monolith Productions 発売元:GT Interactive Software
プラットフォーム:PC 発売日:1997年5月31日

―I live... Again ! いまいち有名になれない不遇の名作
本作『Blood』は後に様々な名作FPSを手がけることとなるMonolith Productionsのデビュー作です。カルト教団に属する主人公は、ある日教団に裏切られ殺害されてしまうものの、「I live... Again !」のセリフとともに墓から復活、復讐を開始するというストーリーになっています。前述のセリフを含めて、有名なホラー映画のオマージュが多く、詳しい人にはニヤリとさせられる場面も多く用意されています。本作の魅力は各所に散りばめられた血みどろの残虐描写にユニークな武器。武器に至っては「ブードゥー人形」で敵を呪い殺すといった、シューティングというものの意味について考えてしまうような武器まで。それだけではなくレベルデザインも当時のFPSとしてはハイレベルでした。しかしながら、その評価に反していまいちメジャーには成りきれず埋もれてしまうことに。1年後、続編も出たのですがこちらも同様の結果に……。その後はパブリッシャーとの権利関係の都合や、開発のMonolith Productionsが他の人気シリーズを展開することとなり、続編なども望めない状態となってしまいました……。近年、同時期の他の有名FPS『Shadow Warrior』が奇跡の復活を遂げたりしているだけに口惜しいものです……。
本作は現在、GoG.comおよびSteamより購入が可能です。





《Game*Spark》
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