
現地時間6月12日、米ロサンゼルスの撮影スタジオLA Hangerにて、E3に合わせたBethesdaのプレスカンファレンスイベント「Bethesda E3 Showcase」が開催されました。
昨年は『Fallout 4』やモバイル向けゲーム『Fallout Shelter』などがサプライズ発表され、大いに盛り上がった同社のプレスカンファレンス。今年は開場の30分前には、世界中から集まったゲーム関係者による入場待ちの列がとんでもない長さになっており注目度の高さがうかがえました。
スタジオの敷地内に入ると、開催同日にフロリダで起こった銃撃事件の影響か、例年よりも厳重な荷物チェックが行われていました。さらに、開場外には地元警察が多く配備されており、やや物々しい様相となっていました。

荷物チェックをこえると、次は入場者の登録所。事前に送られてきていたバーコードと身分証を見せると、今イベント用にデザインされたチケットが手渡されます。

スタジオの中は、カンファレンス用にステージが設営されていました。左右だけでなく上面にもスクリーンを設置するという大掛かりなものに。かなりの人数を収容できそうな客席も満席です。

各座席のドリンクホルダーには、Bethesda印の水とポップコーンが置かれていました。ペットボトルの水はトイレとは無関係のミネラルウォーター、ポップコーンは少し塩が効いたキャラメル味です。開始予定時間まで、スクリーンにはBethesda製タイトルのトリビアクイズを上映。なかなか難しい問題が多く見られました。

今イベントで新たに発表されたのは、往年の名作FPSシリーズをe-Sports向けにチューンしたid Software新作『Quake: Champions』と2007年にリリースされた同名FPSタイトルの再想像作『Prey』。『Fallout 4』にも新たなダウンロードコンテンツが複数発表され、モバイルタイトル『Fallout Shelter』のPC対応も決定。VR事業への参入も決定し、会場ではさっそくデモが展示されています。
加えて、デジタルカードゲーム『The Elder Scrolls: Legends』や日本でもPC向けにサービス開始となる『The Elder Scrolls Online』の新たなトレイラー映像も披露。グラフィックを大幅に強化し、コンソールでもModが使えるようになったリマスター版『The Elder Scrolls V: Skyrim』の発表には、会場でも大きな歓声が。
発表会のラストは、Arkane Studiosのステルスアクション続編『Dishonored 2』のロングゲームプレイデモと豪華限定版情報が公開され、発売への期待が寄せられました。

『Quake: Champions』発表の際は、スクリーンに『Quake』の文字が映し出されただけで大歓声が起こっていたのが印象的です。

カンファレンスのあとに開放された隣のスタジオはクラブのような雰囲気の設営がされており、来場者に食事やアルコールが振る舞われていました。米西海岸で人気のハンバーガーショップ「In-N-Out Burger」のトレーラー型店舗といった飲食物はすべて無料で提供。

食事やお酒を楽しみながらゲームをプレイすることも可能

『The Elder Scrolls』シリーズの世界観をイメージした?巨大なローストターキー

オリジナルデザインのジョッキを使用したビール

VR版『Fallout 4』『Doom』の試遊デモ

『The Elder Scrolls: Legends』をPvPで遊べるコーナー

『Doom』のマルチプレイ体験コーナー

人気パンクバンド「Brink182」によるライブも

『Dishonored 2』のコーナー

『Quake』のトリビアコーナー。難題だらけ

『Doom』とコラボしたホンダのF1カー
世界に中継されたプレスカンファレンスも非常に刺激的な発表が多くみられましたが、その後に行われたパーティイベント「BE3Plus」もBethesdaらしいおもてなしで来場者を大いに楽しませるものとなっていました。