「E3 2016」に合わせて開催されたソニー・インタラクティブエンタテインメントのプレスカンファレンスにて、「PlayStation VR」(以下、PSVR)の発売日や様々な対応タイトルが発表されましたが、同会場にはその一部がプレイアブル出展されていました。
PSVR作品は明日6月14日(現地時間)から開幕する「E3 2016」にも多くのタイトルが出展される予定ですが、本稿ではプレスカンファレンス会場でプレイした『Battlezone』という作品をご紹介します。

『Battlezone』は海外向けのPSVRローンチタイトルで、1980年にリリースされたAtariの『Battlezone』を再構築。近未来感溢れる戦車をコックピット視点で操作するシューティングゲームという熱いジャンルです。本作は「E3 2015」でも出展されていましたが、その後コックピットのデザインを一新。今回のバージョンはそれを反映したものです。

今回は戦車の出撃シーンからスタート。ゲームをスタートすると戦車のメインシステムが立ち上がり、コックピット内の装置が機動。このコックピットが非常に男の子心をくすぐる空間になっており、Xboxでリリースされた『鉄騎』に近しいものを感じました。

またコックピット内のモニターや計器類はただビジュアル的に置かれているのではなく、プレイヤーの操作やゲームの状況と連動。コックピット内はゆったりとした設計になっているため、VRとの相性がよく、体や頭を動かして辺りを見渡すだけでも熱い気持ちになります。

戦車ゲームは操作が難いというイメージがありますが、本作は左スティックで移動、右スティックでカメラと砲塔カーソルの移動、L2でブーストそしてR2で砲撃と、操作が非常にシンプルなのも特徴。砲塔は旋回しませんが、機体の機動力は非常に高く、ホバーで動くような感覚ですので、自由自在に戦車を操ることが出来ます。

戦車の他にも、小型の飛行兵器や固定砲台などが敵として登場
また武器は砲塔と機関銃の2種類があり、状況に応じて切り替えて戦うことに。コックピット内にはレーダーが搭載されているほか、プレイヤー自身が頭を動かすことが出来るため、敵の視認もそれほど難しくありません。
立ち回り方はプレイヤーによって異なるようで、障害物を利用しつつ各個撃破、敵に突撃して移動しなきがらの攻撃など様々。筆者の場合は、ブーストをドリフト感覚で使用し、敵の死角に回り込んでからのゼロ距離射撃が一番しっくりきました。
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インサイドでは本作以外にも様々なVRタイトルのレポート記事を公開予定。記事は順次掲載されていくほか、「E3 2016」の特集ページにまとめられますのでお楽しみに。