
インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきがお届けする週間連載「日々気まぐレポ」、第192回目でございます。
今週は、バンダイから発売中のガンプラ「HGBF アメイジングストライクフリーダムガンダム」をご紹介します。こちらは、「ガンダムビルドファイターズ」シリーズの公式外伝作品となる「ガンダムビルドファイターズA-R」に登場するキャラクター、ユウキ・タツヤの新機体となるガンプラ。その名が示す通り、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場する「ストライクフリーダムガンダム」をベースとした改造機です。

キット的にも基本は「HGCE ストライクフリーダムガンダム」の流用で、そこに幾つかの追加ランナーがセットになった形となっています。本体のシルエットも基本的にはベース機であるストライクフリーダムガンダムを踏襲。しかしながら、フリーダム系の象徴でもあるバックパックはその形を大きく変えており、本機をアメイジングとして特徴づける大きな要素となっています。
各ドラグーンはそれぞれ2枚のシールド、バックパックのバインダー、新規設計のビームライフルに「ヴレイブドラグーン」のパーツとして組み込まれており、ウィング状の構成から大きく変更。本来のビームライフルはストライクフリーダムガンダムには存在しなかった背部キャノンへと流用されており、フリーダムガンダムのバラエーナプラズマ収束ビーム砲を思わせる配置となっています。

カラーリングはストライクフリーダムガンダムの特徴的なゴールドのフレーム色を刷新し、メタリックレッドに変更。差し色の変更で、元の配色イメージを大きく変えること無くアレンジを特徴づけています。キットでは大部分を成型色で再現しつつ、要所をホイルシールでカバーという形に。面積の大きい部分ではサイドスカートの赤のラインなどがありますが、直線的な箇所のため目立ちにくく、パチ組派でも安心です。

武装は、腰部レールガン、背部ビームキャノン、それに着脱式の各「ヴレイブドラグーン」のほか、ビームライフルも付属。また、リアスカート部に2基のビームサーベルが付属していますが、ビーム刃はセットになっていないので他キットから流用する必要があります。この他、オプションとして、説明書にはありませんがクリアパーツで成形されたビームシールドと、交換用の平手が付属しています。
ストライクフリーダムガンダムの完成されたデザインから、あえて武装配置を変更することで、結果全く新しいイメージのモビルスーツに生まれ変わったアメイジングストライクフリーダムガンダム。ビルドファイターズ系特有の組み換え遊びを考えても、なかなかにアイデアを刺激されるパーツ構成となっているのではないでしょうか。

元となったストライクフリーダムガンダムの余剰パーツが少なからず出る分、少し値が張るキットとなっていますが、それに見合うだけのプレイバリューをもった良キットと言えるでしょう。オススメです!
「HGBF アメイジングストライクフリーダムガンダム」は発売中。価格は2,484円(税込)です。
(C)創通・サンライズ・テレビ東京
■筆者紹介:ひびき
関西在住のゲームやアニメ、おもちゃが大好きな駆け出しひきこもり系ライター。そのシーズンに放送されているアニメはすべて視聴する暇人。ゲームのプレイは基本的にまったりじっくり遅い方。2012年からINSIDEにてライター活動を開始。お仕事はTwitterと個人サイトにて随時受付中。
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