◆名前を記すことすらしたくない「あれ」

『MOTHER2』を遊んでいて感心したのは「あれ」が出てくることです。「あれ」が何かって? 「あれ」ですよ、「あれ」。名前を呼びたくなくて、黒くて、カサカサして、素早い「あれ」です。
このゲームに出てくるあれは意外とリアルで、しかもネスたちに飛びかかってくる恐ろしいモンスター。正式な名前を出すよりインパクトがあるよいネーミングです。ただ、できれば出会いたくない存在でもあります。
◆ゲップがリアルすぎる「ゲップー」

戦争の時に排泄物を使って相手の士気を下げた、なんて話を聞いたこともありますが、とにかく極限状態であろうと汚いものはあまり触れたくないものです。それを最大限利用したモンスターが、ゲップーでしょう。
コイツはゲップーという名前のとおりゲップをしまくりますし、そもそも見た目は完全にゲロの集合体。汚い、臭い、バトルが終わったあとはゲロまみれになると良いところがありません。敵としては最悪の部類に入ることでしょう。
次のページ:自分に自信がなさすぎる奴ら