
『ポケットモンスター ソード・シールド』では期間ごとにシリーズが変わり、それに伴ってルールも変化します。2020年9月1日13時~11月1日8時59分はシリーズ6となって、なんとこれまでランクバトルで使用できた一部ポケモンが禁止になりました。
しかも、シリーズ6で使用できないポケモンは直前の環境で人気だったポケモンたち。具体的には『Pokemon HOME』の「バトルデータ」で上位10位に入ったポケモンとなっています(シングル・バトルどちらも参照しているようです)。
特殊ルールのスペシャルバトルならともかく、通常のランクバトルでもこういったことが行われるのはかなり珍しい。これはポケモンの対戦環境が大きく変わる事件といえるでしょう。
どのポケモンが使用禁止に?

まず、シリーズ6で使用禁止になったポケモンを確認しておきましょう。どのポケモンも一線級なので、彼らがいなくなったらバトルがまったくもって変化してしまうはずです。
■シリーズ6の使用不可ポケモン
- フシギバナ
- ギャラドス
- ポリゴン2
- バンギラス
- コータス
- カバルドン
- ジバコイル
- トゲキッス
- ドリュウズ
- エルフーン
- ガオガエン
- ミミッキュ
- ゴリランダー
- エースバーン
- イエッサン
- ドラパルト
次はどのポケモンが活躍する?

これまで人気の高かったポケモンたちがバトルに登場できないとなると、環境が変化して違うポケモンたちに注目が集まります。はたしてどのポケモンが人気になるのでしょうか。
やはり考えられるのは、バトルデータ10位未満ではあるもののそれなりに人気のあるポケモン。たとえば「ウーラオス(れんげきのかた)」はシングル11位、ダブル17位なのでさらに使用率が上がるでしょう。もともと伝説のポケモンなので能力も高く頼れる存在です。

「パッチラゴン」もシングル12位だったので、少なくともシングルバトルではかなり活躍しそう。先制できると攻撃力が2倍になる「でんげきくちばし」がとにかく強いので対策は必須でしょう。

キョダイマックスで活躍する「ラプラス」もさらに人気が出るかも。シングル13位、ダブル14位で活躍の幅が広いですし、高性能な「キョダイセンリツ」でいろいろな戦い方ができるのも魅力。

ダブルバトルでは23位に「ニョロトノ」、26位に「キングドラ」がいるので雨を戦略の軸にしたいわゆる「雨パ」が目立つなんて可能性もあるかも。

また、強いポケモンがいなくなると相手の攻撃を受け止めるいわゆる「受けループ」が強くなるのではないかという意見もあるようです。シングルでは29位に「ハピナス」がランクインしているため、さらに注目が集まるかも。
対策ポケモンにも注目!

しかし、ポケモンバトルはただ強いポケモンを使っていればいいわけではありません。当然ながら完全無欠のポケモンなどいないので、それに対策できるポケモンを入れるのが主流になっていきます。
たとえばパッチラゴンの対策としては「ドサイドン」が強いとされていますし、ダブルバトルで雨パが流行ればそれを潰すパーティーが目立つようになっていくでしょう。
シリーズ6における上位ポケモン使用禁止は、この読み合いによる変化を強制的に起こして環境を激変させようという意図があるのでしょう。9月からはカオスでこれまでと違ったバトルになりそうです。