12月22日に発売を予定しているニンテンドースイッチ向けエクササイズゲーム『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』。その体験版が、12月1日から配信されています。
筆者は原作「北斗の拳」を読破済み、かつ夏から『Fit Boxing 2』を楽しんでいるだけに、どんな内容になってるのかとても興味があります。というわけで早速プレイしてみると……予想以上に世紀末なエクササイズが楽しめました。

というわけで今回はその体験版をプレイして、気付いた魅力をまとめたいと思います。
◆システムは『Fit Boxing』シリーズを継承!

始めに断っておくと、本作は『Fit Boxing 2』とさほど違いはありません。従来のシリーズ作品通り、流れてくる「ジャブ」や「ストレート」といった指示に合わせてジョイコンを振り、運動を楽しみます。
が、エクササイズ部分に関しては着実に進歩をしています。それを感じたのが判定部分。『Fit Boxing 2』は、背景がオシャレなこともあって、たまにフォントの判定などが見にくく感じる場面がありました。

しかし本作では、アイコンの流れるレールがシンプルになりました。これにより、判定が見やすくなっています。過去作をプレイ済みなら違和感なく遊べるでしょう。

◆エクササイズを教える「北斗神拳伝承者」に爆笑必至

システム面はなじみのある一方、目新しさに関しては段違いです。何しろ、チュートリアルで現れたケンシロウが「北斗神拳は一子相伝だが、フィットボクシングなら、エクササイズの極意を授けることができる」と語ってくるのですから。目新しく思うなって方が無理だよ!


さらにゲームを盛り上げるのは、ケンシロウだけではありません。前作との最大の違いである「バトル」システムでは、原作の強敵たちが登場。ケンシロウになって、熱いバトル(エクササイズ)を繰り広げます……しかし、なんで健康になりたいだけなのに、シンと戦ってるんだ?
◆ただの「ネタゲー」ではない面白さを得た『Fit Boxing』

『Fit Boxing』シリーズは、あくまで体を動かすことを目的としたエクササイズゲーム。それだけに、普通のゲームとは違った遊びやすさが求められます。が、一方でゲームである以上、“遊び”の感覚でプレイしたいのも事実。


本作では、その「楽しさ」の部分を「北斗の拳」とコラボすることで、見事に補強しています。またバトルモードではトキやリン、バットといった味方キャラクターも登場し、さらにエクササイズを盛り上げてくれます。
時には師匠のリュウケンから、「足を滑らせ、転ばぬように注意せよ」なんて温かい言葉が…!

いわゆる「ネタゲー」の部類とはなりますが、一方で漫画ファンの心もガッシリつかめそうな本作。運動不足や体型が気になる、特にテレワーク中心で身体が重いと感じている方は、ぜひ世紀末エクササイズを楽しんでみませんか?
『Fit Boxing 北斗の拳』で健康を取り戻せ!
