
世間では数年前から、空前のサウナブーム真っ盛り。その風潮は『スプラトゥーン3』の舞台であるバンカラ地方にも及んでいるようで、幸せそうに“ととのう”サウナーたちの姿が確認されています。
◆クラゲたちはセルフロウリュの夢を見るか
バンカラ地方のサウナーが現れたのは、12月1日に実装された新ステージ「クサヤ温泉」の片隅。同ステージはさまざまな泉質の温泉が湧いている温泉街で、至るところで穏やかな時間を過ごしているクラゲたちの姿が見受けられます。
マップ上には急勾配の坂道があるのですが、それを降りた先にこぢんまりとしたサウナ部屋が存在。中を覗いてみると、クラゲが2体座っていることが分かります。どちらも頭にタオルを乗せており、その風格は“熟練のサウナー”と言わざるを得ません。

部屋の外には、サウナの楽しみ方をレクチャーしていると思われる張り紙も。文字は読めませんが、おそらくは巷でよく言われているサウナ・水風呂・外気浴の黄金セットを示したものだと思われます。クラゲも人間と同じように“ととのう”のでしょうか…。

インクまみれの戦いをよそに「クサヤ温泉」を満喫するサウナーたちの姿に、「サウナ入ってるクラゲかわいすぎんか?」「クラゲと一緒にととのいたい」と癒されてしまうプレイヤーも少なくありません。
ただし一部のサウナガチ勢にとっては、クラゲのサウナ作法が少し気になってしまったよう。それは部屋の中にいる片方のクラゲが勝手にサウナストーンにアロマ水をかけたり、タオルを頭上で振り回して熱波を送っている点でした。

すなわちサウナ用語でいうところの「セルフロウリュ」からの「アウフグース」であり、サウナ通なら避けては通れない道。ですがこれを他のお客さんに断らずに行うのはマナー違反と言われています。
もちろん、クラゲたちのルールが人間界と同じとはかぎらないため、本当に“迷惑客”なのかどうかは判断できかねるところ。そもそも開発スタッフのインタビューなどによると、クラゲたちは群体であり、個としての自我はないといった見解も示されていました。
踏み込みすぎると怖くなってくるテーマですが、今後もクラゲたちの生態がますます気になってしまいます…。