■『レイトン“教授”』シリーズが、10年の時を超えて再始動!

DSソフトとしてデビューし、後に3DSへと活躍の場を移した謎解きアドベンチャーといえば、『レイトン』シリーズを思い出す方も多いことでしょう。本シリーズ自体は、『レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀』がニンテンドースイッチやスマホ向けにリリース(2017年7月)されており、いち早く新天地へと移ったシリーズ作と言えます。
ただしタイトルにもある通り、そちらの作品は「カトリーエイル」が主人公。これまでの作品全般で主人公を務め、シリーズタイトルにもその名が刻まれている「エルシャール・レイトン」から、その娘・カトリーエイルに主役の座が渡されています。

そのため、レイトンが主人公を務める『レイトン教授』シリーズとして見た場合、2013年発売の3DSソフト『レイトン教授と超文明Aの遺産』が現時点では最後の完全新作です。
今後のシリーズ展開は、カトリーエイルが主役のままでレイトンの出番はもうないのか。もしくは、シリーズの完全新作自体が出ないのかもしれない。レイトンのファンたちは、こうした不安を約10年間も抱え続けましたが、その懸念は今年の2月に払拭されました。
「Nintendo Direct 2023.2.9」で電撃発表されたのは、『レイトン教授と蒸気の新世界』。タイトルからも分かる通り、レイトン教授が主人公を務める完全新作です。助手のルークと別れてから1年後、アメリカを舞台に再会する新たな物語が綴られます。
またレイトン教授の声は、引き続き大泉洋さんが続投。以前よりも更に多忙を極める人気ぶりですが、今回も大泉さんの演技が楽しめると早くも期待が高まっています。

ルーク役はこれまで堀北真希さんが担当していましたが、現在彼女は芸能界を引退しており、残念ながら変更となりました。ですが、新担当の今田美桜さんが演じるルークに良い印象を覚えた方も多数。やむを得ない理由という事情もあり、今田さんへの変更は好意的に受け止められています。
2013年で一度途絶えていた『レイトン教授』シリーズの最新作は、可能な限りその形を保ったまま、ニンテンドースイッチ向けに新たな1歩を踏み出します。発売時期などはまだ未定ですが、レイトン教授の更なる活躍にご期待ください。