■携帯機でしか遊べなかった『4』『5』『6』の逆転劇が、ここに蘇る!
『逆転裁判』シリーズは、DSよりも更に遡る「ゲームボーイアドバンス」(以下、GBA)で始まった個性的なADVゲームです。ナンバリングだけでも6作品を連ね、『逆転検事』シリーズや『大逆転裁判』シリーズなどの派生作や、『レイトン教授VS逆転裁判』といったコラボ作品まで生み出され、GBA、DS、3DSをメインに発展し続けました。
シリーズ全体として見ると、シリーズの1~3作目をまとめた『逆転裁判123 成歩堂セレクション』が、3DSを皮切りにスイッチやPS4、XBOX ONEなどへ展開。また『大逆転裁判』シリーズも、2作品をセットにした『大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-』がスイッチ/PS4/Steamに登場しました。
シリーズとしては、携帯機から据え置き機へと順調に歩みを続け、アクセスしやすい環境を整えています。ですが、メインシリーズ後期の『逆転裁判4』『5』『6』については、DSもしくは3DS向けに登場した後、据え置き機への移植などは行われず、遊べるプラットフォームは携帯機のみ。『逆転裁判4』はリメイクされたものの、そちらは3DS向け。また、いずれもスマホ版が登場したものの、他のシリーズ作のような据え置き機向けの展開はないままでした。
1~3作目や『大逆転裁判』シリーズと比べると恵まれない環境にあった『4』『5』『6』ですが、この3作品をまとめた『逆転裁判456 王泥喜セレクション』の発売が決定しました。ようやくメインシリーズの全てが、新たな舞台へと移ります。
この『逆転裁判456 王泥喜セレクション』の発売日は2024年1月25日を予定しており、スイッチ/PS4/Xbox One/Windows/Steamとプラットフォームも幅広く対応。これまで、DS(『4』のみ)か3DS、スマホでしか遊べなかったとは思えないほどの充実ぶりです。

アクセスが格段にしやすくなったのはもちろん、HD化の恩恵でグラフィックも向上。BGMやアートを楽しめるライブラリや、オリジナル版で配信されたDLCも収録するなど、単なる移植に留まらないパワーアップを遂げています。

『逆転裁判456 王泥喜セレクション』が出れば、シリーズ作のほとんどを現行機で遊べる状態に。あとは、『逆転検事』シリーズ と『レイトン教授VS逆転裁判』が、現行の据え置き機向けに移植されることを願うばかり。もちろん、完全新作にも期待したいところです。