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『天穂のサクナヒメ』は何が凄いの? 今遊んでも面白いの?─「いっせいトライアル」で遊べる名作を振り返る

11月6日12時より、「いっせいトライアル」で『天穂のサクナヒメ』が遊べます。3年前のゲームながら、今振り返ってもその出来栄えは見事の一言。その魅力を、今回改めて振り返ります。

ゲーム 特集
『天穂のサクナヒメ』は何が凄いの? 今遊んでも面白いの?─「いっせいトライアル」で遊べる名作を振り返る
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■「羽衣」を含めた爽快アクションも魅力満点!

本作は、(特に未体験の方まで届く情報となると)前述の「稲作」が話題になりがちですが、軸となる戦闘中のアクションもかなりの出来栄え。米づくりだけでは、『天穂のサクナヒメ』を到底語り切れません。

サクナヒメは攻撃する際も農具を使いますが、その動きはスピーディ。連続で攻撃を繰り出すコンボの心地よさも、ベーシックな要素ながら高い水準でまとまっています。

また、技力を消費して放つ「武技」は、いわゆる必殺技。怒涛の連続攻撃を繰り出したり、広範囲の敵に大ダメージを与えたりと、強力かつダイナミックな武技が多数あり手応えも満点。プレイヤーを大いに助けてくれるのはもちろん、その演出を見ているだけでも気持ちよく、ついつい繰り出したくなるほどです。

そして、アクション面でもうひとつ押さえておきたいのが、本作の独自要素「羽衣」を使った移動や攻撃です。サクナヒメは、身に着けている羽衣を伸ばすことができ、その先が壁や天井に当たると、その地点まで自分の体が素早く移動します。

通常の“上って下りる”ジャンプとは違い、羽衣の移動は一直線。速度も早いので、通常時の移動から乱戦時の離脱まで、幅広く活躍してくれます。また、この移動自体のテンポも良く、繰り返しているとだんだんクセになります。

しかも、この羽衣で敵を掴むことも可能。掴んだ敵に一気に近づき、連続技や武技を叩き込むのも爽快ですが、掴んだ敵を振り回したり、そのまま投げつけたりと、かなり豪快なアクションも楽しめます。

この羽衣は、バトルのカギを握る大事な戦力。とにかく「使っていて楽しい!」の一言に尽きるので、羽衣アクションを体感する意味でも『天穂のサクナヒメ』のプレイをお勧めします。

■丁寧な物語の積み上げと、キャラクターの変化が愛おしい

個性豊かなキャラクター陣が彩る物語もまた、見逃せないポイントのひとつです。

ストーリーについて語るとネタバレになってしまうので、詳細については触れませんが、本作は導入部も実にユニーク。主人公のサクナヒメは、神様なのに身勝手で、だらしない面ばかりが目立ちます。

また、とある事情で出会った人間たちも、追い詰められていたとはいえ禁じられた地に踏み込み、勝手に食料を漁る始末。サクナヒメと衝突することも少なからずあり、前途多難な関係性から物語が始まります。

ですが、稲作の農作業や共同生活を通じてそれぞれが心の内を明かし、次第に打ち解けていく過程が丁寧に描かれており、ユーザーも少しずつ彼らに対する好意が芽生えていきます。サクナヒメ自身も苦労を乗り越えて変わっていく様が見え、彼女に対する印象もいつの間にか一変するほどの成長ぶりです。

関係性も立ち位置もマイナスから始まりますが、その全てがいい方向に向かっていく。このカタルシスが味わえる物語は、多くの方にとって親しみやすく、そして良質な味わいとなって染みわたることでしょう。

具体的に語れないのが惜しいばかり。この魅力は直接味わって欲しいので、物語の詳細は作中でご覧ください。



《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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