
2024年1月7日~8日にかけて開催されていた『ファイナルファンタジーXIV(以下、FF14)』のイベント「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル 2024 in 東京」。会場を取材した筆者の印象に強く残ったのが、プロデューサー兼ディレクター吉田直樹氏が「ピクトマンサー」コスプレはしないと語り、会場が揺れた瞬間でした。
◆吉田直樹氏の新ジョブコスプレは、恒例行事
吉田氏は『FF14』拡張パッケージが発売される前のファンフェスにおいて、新たに発表されるジョブのコスプレを行うのが恒例となっています。
2017年は「侍」、2019年は「ガンブレイカー」、2021年は「リーパー」、そして2023年のロンドンファンフェスでは、2024年夏発売予定の最新拡張パッケージ『黄金のレガシー』で追加される「ヴァイパー」のコスプレをそれぞれ披露していました。
その流れで吉田氏のコスプレを、ファンフェスにおける楽しみの1つとして捉えているユーザーも少なくありません。




そして今回の日本ファンフェスでは、新たなジョブ「ピクトマンサー」が発表。これまでのように吉田氏によるピクトマンサーのコスプレが見られるのではと会場にはワクワクとした空気が漂っていましたが、ステージに上がった吉田氏の衣装は東京ドーム開催を記念した野球ユニフォーム風のシャツ姿でした。
この雰囲気を察したのか、吉田氏も自身の衣装について言及。「吉田はピクトマンサーのコスプレをしないのか、という声があがっておりますが、さすがにこのジョブは50歳のおじさんがコスプレするのは厳しいものがあると……」と言い淀むと、会場からは「え~~~!!!」という声が。

その後、ステージにはピクトマンサーの姿をイメージした公式のモデルさんが登場。鮮やかでキュートなピクトマンサーの衣装を着こなし、その魅力を最大限発揮していました。
ただ、素晴らしい公式モデルのピクトマンサー姿を見てなお(だからこそでもあるでしょうか)、吉田氏の新ジョブコスプレも楽しみだったという声が一部で聞こえてくることも事実。今回のようなファンフェスでも吉田氏にフォーカスした企画が多く、吉田氏を始めとした『FF14』開発陣がファンに愛されている姿は多く見られます。今回のエピソードもファンたちによる、吉田直樹氏への愛があふれ出た結果だと言えるでしょう。
現地で「え~~~!!!」という声が上がった瞬間は、まるで零式コンテンツを乗り越えた時のような一体感でした。今回の「吉田Pのピクトマンサーが見たかった」なんて声が広がり続けると、いつか『FF14』スタッフもその声を真に受ける…かもしれません。
© SQUARE ENIX