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5年間遊んだ「PS5」で“忘れられないタイトル”5選! スイッチやスイッチ2では遊べない名作・良作を見逃すな

5年間遊んだPS5ソフトの中から、特に印象深い5本をお届けします。まだ遊んでいないタイトルがあれば、今後プレイするかどうか判断材料にどうぞ。

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5年間遊んだ「PS5」で“忘れられないタイトル”5選! スイッチやスイッチ2では遊べない名作・良作を見逃すな
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2020年11月12日に発売された「PlayStation 5」(以下、PS5)が、先日節目となる5周年を迎えました。全世界累計販売台数は8,000万台を超えており、名実ともに“現在のゲーム市場を牽引するハード”としての地位を確立しています。

この5年間にわたり、PS5向けに数多くのゲームがリリースされました。その中には、スイッチやスイッチ2では遊べないタイトルも少なくありません。コスパが良好で気軽に楽しめる魅力もあるため、充実したゲームライフをPS5で堪能した人も多いのでは。

筆者もまたそのひとりで、ゲームライターとして向き合うだけでなく、プライベートでも存分にPS5の作品を遊ばせていただきました。その中でも特に忘れられない作品を、いちゲームファンの立場から紹介します。スイッチやスイッチ2で味わえない名作・良作を、どうぞお見逃しなく。

■『Ghost of Yotei』

発売からまだ2ヶ月も経っていませんが、2025年10月に発売された『Ghost of Yotei』の魅力は、歴代のPS5ソフトと肩を並べても何ら遜色ありません。今後長く語り継がれていくであろうポテンシャルと完成度の高さは、舌を巻くばかりでした。

『Ghost of Yotei』は、2020年7月に発売された『Ghost of Tsushima』の流れを汲むオープンワールド・アクションRPGです。2作品の時間軸は300年以上も開きがあるため、物語面の直接的な繋がりはないものの、ゲームシステムの基本や世界の構築など相通じるところが多々あります。

『Ghost of Tsushima』は、侍の誉を捨ててまで民のために戦った「境井仁」の生き様に迫り、物語面でも多くのユーザーに感銘を与えました。本作『Ghost of Yotei』では、殺された両親の敵を討たんとする「篤」の復讐譚を描き上げます。

ゲームシステムに共通性がありながら、主人公の立場や動機は全く異なる切り口で攻めた『Ghost of Yotei』は、意欲的な姿勢とブラッシュアップされたゲーム性の融合により『Ghost of Tsushima』とは異なる個性を打ち出しつつ、高いレベルで見事にまとめ上げました。

復讐に身を投げ出し、削ぎすまされた刃のように生きる篤は、一方で実に人間的で仁とはまた違う魅力を感じさせてくれます。前作が素晴らしい作品だっただけに、それを超えられるのかち身構えつつのプレイでしたが、その期待に見事応えてくれた作品です。

■『ファイナルファンタジーVII リバース』

初代PS時代にRPGを楽しんだユーザーにとって、『ファイナルファンタジーVII』は特別なタイトルでしょう。『FF』シリーズの最新作が初めて、任天堂以外のゲーム機で出る。しかもドット絵からポリゴンへビジュアルも一新させ、発売前は期待と不安が入り混じったものです。

しかし蓋を開けてみれば、当時の最高峰ともいえる美しいグラフィックや、プレイヤーを魅了したキャラクターや物語、広大な世界を旅する冒険感など、圧倒的なプレイ体験に虜となりました。

そんな思い入れのある『FFVII』がリメイクされるとなれば、注目しないわけにはいきません。3部作での再構成、バトルやフィールドも頭身の高い3Dモデルで描画と、その進化ぶりとも当時の流れを思わせます。

また、3部作の1作目『ファイナルファンタジーVII リメイク』(以下、FFVII リメイク)は、新たな『FFVII』の幕開けをしっかりと飾ったものの、物語はミッドガル脱出の範囲まで。作り込みの高さは感じるものの、フィールドは全体的に狭く、冒険感については物足りなさがありました。

こうした展開を踏まえて登場した『ファイナルファンタジーVII リバース』は、進化した描写を『FFVII リメイク』から受け継ぎ、冒険感に関しては遥かにパワーアップ。フィールドは一定範囲で区切られてはいるものの、探索し甲斐のあるエリアが複数用意されており、『FFVII リメイク』の物足りなさを払拭する出来映えです。

物語面を含め、原作と異なる部分が増えたため、相性が合わないと感じる人もいますが、個人的には「令和に登場するもうひとつの『FFVII』」として非常に興味深く楽しみました。リメイク3部作がどのように締めくくられるのか、3作目の発売が待ち遠しいばかりです。



《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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