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『Returnal』開発元のPS5新作『SAROS』を先行体験!避けて、受けて、撃ち返す新感覚TPS【先行試遊レポ】

回避主体だった『Returnal』から一転、“受けて返す”選択肢も登場。

ゲーム PS5
『Returnal』開発元のPS5新作『SAROS』を先行体験!避けて、受けて、撃ち返す新感覚TPS【先行試遊レポ】
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フィンランドのゲームデベロッパーであるHousemarque。PlayStation 5初期の代表的タイトル『Returnal』は評判も良く、筆者も当時レビューを執筆するなど、非常に楽しませていただきました。そんなHousemarqueの最新作『SAROS』の先行試遊会が開催されました。日本国内初となるこの体験会にGame*Sparkも参加してきましたので、本稿ではそのプレイレポートをお届けします。

『SAROS』は『Returnal』の系譜を継ぐローグライク(ローグライト)TPS作品です。そのため『Returnal』の経験者にとっては非常に馴染みやすく、地続きの体験として楽しむことができます。壮絶な密度かつ美しい敵の弾幕や、ダッシュの無敵時間を利用して攻撃を潜り抜ける立ち回りなど、根幹となるシステムは『Returnal』の体験そのもの。筆者が『Returnal』をプレイしたのは発売当初のみで、かなりのブランクがありましたが、「そうそう、こんな感じだったな」とすぐに操作の勘を取り戻せました。直感的で動かしやすく、3DアクションやTPSに慣れている方なら、即座にその面白さを実感できるはずです。

しかし、本作から変化した部分もかなり大きいです。タイトルが刷新されていることからも分かる通り、本作は『Returnal』とは世界観を一新した完全新作。共通しているのはジャンルの根幹部分のみと言っても過言ではなく、『Returnal』未経験者でも全く問題なく入り込める設計となっています。

ストーリーの詳細は限られた試遊時間では計り知れませんでしたが、プレイヤーは主人公「アルジュン・デヴラジ」となり、社の命令と自らの目的(何らかの人物を追っているっぽい描写がありました)を果たすべく、謎に満ちた惑星「カルコサ」を探索します。カルコサには環境が激変する「日蝕」があり、それによって仲間たちが正気を失っていく……といったサスペンスフルな展開も用意されています。

その独特なSF世界観もさることながら、主人公の名前(デヴラジ)が筆者の敬愛するブッダ・ブランドのラッパー、故・DEV LARGE(デブラージ)氏を彷彿とさせたことも個人的には外せません。思わず「病めるブッダの無限の世界」みたいな世界観だな……などと独りごちながら遊んでいました。そのせいもあってか、なんとなく本作には親しみのあるようなイメージがあります。

システム面でも、『Returnal』から大きく変化した要素があります。それが「シールド」です。本作ではR1ボタンを長押しすることでシールドを展開でき、敵の弾幕の一部を吸収することが可能です。吸収したエネルギーは、L2+R2で発動する特殊攻撃として放出でき、高威力の攻撃を繰り出せます。「回避でやり過ごすか、シールドで吸収するか」という選択肢が常に突きつけられるため、戦闘にはより高い戦略性が求められます。

会場のスタッフの方によれば、「『Returnal』の経験者ほど、つい全てを回避で凌ごうとしてしまいがち」とのこと。しかし、敵の予備動作を注視すれば、吸収可能な攻撃を見極めることができます。本作も『Returnal』同様に高難度アクションですが、シールドの存在によって、忙しいだけでなく戦闘にリズムが産まれている印象でした。

また、本作には死亡時にキャラクターの能力を永続強化できる、スキルツリーのような成長要素も用意されています。 最大体力の向上といった基礎的なものから、中には「一度だけ蘇生できる」といった劇的な効果まで習得可能です。繰り返しプレイして強化を重ねれば、アクションが苦手な方でも着実に攻略を進められるようになっています。そういうこともあって、全体の難易度は『Returnal』よりも抑えられています。ただし、各ボスごとにスキル習得の「上限」が設けられているため、過度な強化によるゴリ押しは効きません。詰まるポイントではしっかりと詰まってしまいそうでした。

舞台となる惑星「カルコサ」は常に危険と隣り合わせです。道中で得られる強化要素にはデメリットを伴うものも多く、その取捨選択には一筋縄ではいかない戦略性が求められます。雑魚敵の包囲網による死の危険はもちろん、落下を避けつつ進むプラットフォーマー的な精密な操作を要求される場面もあり、プレイ中は常に心地よい緊張感に晒されます。しかし、戦闘の圧倒的な爽快感とキャラクター制御の快適さが際立っているため、敗北しても「もう一回!」と次を遊びたくなる、絶妙な中毒性を生み出していました。

また、DualSenseの機能がフル活用されている点も見逃せません。アダプティブトリガーやハプティックフィードバックによる触感の表現が素晴らしく、このあたりの没入感の演出も『Returnal』から正当に進化したポイントと言えるでしょう。

と、いうことでイベント終了まで3時間弱ほどみっちり遊びましたが、筆者としてはまだまだ遊び足りない、非常に楽しい体験となりました。『Returnal』が好きだった人には間違いなくおすすめできますし、そうでなくても歯ごたえがあって爽快なアクションゲームが好きなプレイヤーにはおすすめできる作品となっているのでは?という印象です。ストーリーも興味深そうですし、世界観やゲームプレイが気になったかたは、発売した暁にはぜひ手にとってもらいたいです!

『SAROS』は、PS5向けに4月30日発売です。


《文章書く彦》

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