OKI(沖電気工業)は2008年10月31日(金)に、同社の組込用顔認識ミドルウェア「FSE(Face Sensing Engine)」が任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDSi」に採用されていることを公表しました。
「ニンテンドーDSi」には内蔵カメラが搭載されていますが、ユニークな撮影・編集機能が多数搭載されています。とくに人間の顔写真を撮影したときに、「2人の似ている度を測る」機能や「2人の顔を合成する」機能などを使うことができますが、このときにFSEが、DSiのハード本体とアプリケーションソフトの中間に立って機能しています。
具体的には写真やカメラ映像からの人の顔の検出、目や口などの顔部位の特徴点の抽出、顔による個人を識別するといった動作をFSEが引き受けているとのこと。さらにDSi内蔵のカメラに合わせてチューニングを施し、抽出できる顔特徴点の増加などの性能向上を行ったとのことです。
《冨岡晶》
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