2002年に退職するまで30年間ソニーに在籍していた富田氏は、退職後に裸眼立体視技術についての特許を取得しています。富田氏は2003年に任天堂関係者と会い、当時特許出願中だった"3Dメガネを必要としない裸眼立体視"技術のデモンストレーションを行いましたが、これに参加していた任天堂社員7人のうち4人がその後3DSの開発に関わったということです。
富田氏は任天堂が氏のアイデアを許可なく使用していると考え、任天堂に対し特許使用料として3DS一台に付き9.8ドルを支払うよう要求しています。
任天堂の代理人である弁護士Scott Lindvall氏は、当時3Dディスプレイ技術を同社に見せたのは富田氏の会社だけではなく、多数の企業のうちの一つにすぎないと述べており、また、3DSは富田氏の特許のキーである部分を使用していないと主張しています。
なお、富田氏は米国だけでなく日本でも同様の特許を取得しています。
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