アンクル・サム風の衣装で町に降り立った大統領がまず最初にとった行動は、おもむろにダッシュし、通行人に殴るかかること。老若男女かまわず急所攻撃でひるませ、前作そのままのフェイスクラッシャーで華麗にフィニッシュ。これも大統領の特権なのでしょうか。
次に新たな武器を紹介。 アナウンストレイラーでも一瞬登場した“Inflate-O-Ray”は、文字通りターゲットの頭を風船のように膨らませて爆死させるという危険な爽快感を持った武器。破裂する瞬間は大変キュートな見た目になります。“Dubstep Gun”は照射した人間が強制的にダブステップのリズムで踊りだしてしまうおバカウェポン。一緒に車までバウンスしてしまうのにはオーディエンスも爆笑の渦でした。
今作では武器の見た目をカスタマイズできるようになり、その一例として、ロケットランチャーを某メキシコ映画よろしくギターケースに変えられたりと遊び心がたっぷり。他にもスーパーファミコンのスーパースコープ風デザインなど奇抜な見た目が存在。
一方、前作から引き継がれる“アクティビティ”を充実させる要素のひとつとして、主人公が巨大メカに搭乗してエイリアンを蹴散らす“メックスーツメイヒム(Mechsuit Mayhem)”が紹介されました。
『セインツロウIV』で最大のウリと言えるのが“スーパーパワー”。今作の主人公は大統領であると同時に超人でもあるのです。車を跳ね飛ばすほどのスピードで走ったり、高層ビルを飛び越えるようなジャンプを繰り出したり、空を滑空してビルの屋上にいる敵の集団に着地攻撃をしかけたりするのはお手のもので、敵を凍結させて粉砕できる “アイスブラスト”、宙に浮かせて投げ飛ばす“テレキネシス”といった能力も使用可能。まさにヒーロー映画やアラレちゃんを思わせるゲームプレイが楽しめ、本作のオープンワールド性がより生かされている印象も受けます。
“スーパーパワー”や新兵器でセインツのリーダーが無敵になったわけではなく、空を覆う巨大な母艦から送りだされるエイリアンの敵も出現。人間の姿に変身して突然襲い掛かってきたりと手ごわい存在で、大型のボスクラスエイリアンも映像の最後に登場しました。
プレゼンテーションは非常に短い内容だったものの、セインツロウ特有の笑いと豪快さを満載したゲームプレイがいっそう強調されているのを確認。しかし、ゲームエンジンやキャラクターの動き、全体の雰囲気を見る限り、一部で指摘される『セインツロウ3.5』というレッテルは、例え開発者がお蔵入りしたDLCからの使い回しを否定していても、残念ながら拭いきれない印象。続編と呼ぶのにふさわしいレベルまで内容を充実させ、ゲームプレイの独立性や新鮮味を出せるかは、今後の開発如何かもしれません。
『セインツロウIV』は北米で2013年8月20日にリリース予定。
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