そこで本記事では、様々なホラーゲームに登場する、個性ある“ゾンビ”を筆者の独断と偏見で紹介していきます!
誰もが見たことがある、ゾンビ界のレジェンド

筆者のなかで特に印象が強いゾンビは、初代『バイオハザード』に登場する“振り向きゾンビ”です。人気シリーズの初代であり、もはやゾンビ界のレジェンドと言ってもいいほど、彼は有名ですね。今プレイすると「あまり怖くない」と思う人もいるでしょうが、“彼”が初代PSで子どもから大人までビックリさせたのは間違いありません!
筆者は初代『バイオハザード』を、小中学生の頃にプレイしました。本作の特徴であるラジコン操作に手間取り、さらにこんな怖いゾンビがこちらを見てきたので、当時はめちゃくちゃビビった思い出が……。振り向いた瞬間のあの表情は記憶に残り続けると思います。
ちなみに『バイオハザード HDリマスター』では、振り向きゾンビもキレイになっています。

よりリアルになり、怖さが増しているような……。
追われる恐怖!全力で走ってくるゾンビ

走るゾンビとして思い浮かぶのは、『ダイイングライト』の「ボラタイル」です。夜になると出現するのですが、恐怖感を煽るBGMと共に、プレイヤーを追いかけてきます。一般的な感染者より凶暴性が増しており、さらには1体だけではなく、周りのボラタイルも一緒に来るなんてことも。
いくらゾンビ慣れしているプレイヤーでも、複数のボラタイルに追いかけられたら最初はパニックになるでしょう。
続いて紹介するのは、『バイオハザード HDリマスター』で登場した「クリムゾン・ヘッド」です。

クリムゾン・ヘッドは、動きが素早く、長く鋭い爪で襲ってきます。顔は赤く、通常のゾンビより凶暴です。名前は少しカッコいい感じはしますが、非常に恐ろしい個体です。
さらに、T-ウイルスの変種体の影響で倒したゾンビの体が変化した、蘇るクリムゾン・ヘッドという個体も存在します。対策方法は変異する前のゾンビを倒して燃やすなど。しかし、焼却弾などは数が限られているので、使う場面を考える必要がプレイヤーに求められます。
筆者は、『バイオハザード HDリマスター』をプレイした際に、通路でクリムゾン・ヘッドが登場した時は焦りました。狭い廊下などで蘇り、そのまま走ってくるなんて卑怯だろ……と思いましたね。
太っているけど手強い!?規格外なゾンビ
“太っている”という個性を持ったゾンビも各作品には登場します。まずは、『DEAD ISLAND』(デッド アイランド)に登場する「フローター」です。

浮遊物などの意味合いがあるフローターですが、主に水場で登場します。下水道などの水辺に出現するので、臭いがキツそう……いや、実際臭いでしょう。なぜなら嘔吐物を吐きかけてくるからです。動きは鈍いですが、至近距離では腕を振り回して攻撃してくるので侮ってはいけません。
見た通り太っていますが、よく見ると内臓の一部が浮き出ていますね。よく見たい人はあまりいないと思いますが、しっかりと個性が表されています。
『バイオハザード6』に登場する「ウーパー・シュプリーム」も規格外の体形をしています。

レオンも思わず「XLサイズまでいたのか」と口にしてしまうほど。
ウーパー・シュプリームとは別に「ウーパー」も登場しますが、攻撃方法や弱点などは同じです。しかし、体力はウーパー・シュプリームの方が高めであり、身体も巨大。こんなやつに接近されるともなると、背筋が凍ってしまいますよね。
身体が膨張し肥満化しているゾンビの変異体、というのが特徴ですが、その巨体を活かし、バスをつかんで通行を妨害するという恐ろしいパワーもあります。加えて、見た目ほど鈍足ではないため、突進には気を付けましょう。

成人だけではなく、子どものゾンビも登場する!
『Days Gone』では、「ニュート」という小柄な子どものゾンビ(フリーカー)が登場します。

成人したフリーカーとは違い、見つかってもニュートから攻撃をしてくることはありません。しかし、主人公のHPが少ない状態だったり、彼らの縄張りに近づくと、攻撃をしてくるので要注意。
ゾンビとはいえ見た目は子どもなので、攻撃する際に少し躊躇するプレイヤーもいたのではないでしょうか。さらに、襲ってくる時に子どもの声を発するので、殴ったり弾を撃ったりすると心が痛くなります。
なんだか憎めない!?ちょっぴり可愛いゾンビ
忘れてはいけないのは『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』です。この作品に登場するゾンビはちょっぴり面白くて可愛げがあります。ゾンビに個性的な名前が付いていたり、服装が独特だったりと、プレイヤーにとって、気になってしまう部分があるためです。


このチェーンソーを振り回している「サムソン」は、青いデニムのオーバーオールを着用していますね。装備しているチェーンソーで攻撃はもちろん、盾にして弾を防いだりと、体形さながら破壊力は十分のゾンビです。でもデニムが可愛いので個人的には憎めないです。

もちろんオーソドックスなゾンビも登場します。右側にいる「サム」は、服を着用しておらず、腹部などが損傷しています。細身で元から傷を負っている彼には、「せめて服を着れば?」となんだか同情してしまいますね。
髪型や服装の影響も大きいですが、当時のグラフィックという点もあり、なんだか愛嬌のあるゾンビたちが登場する本作。シリーズが進むにつれ、グラフィックの向上と共に、彼らも進化しているので気になる方はぜひプレイしてみてください!
今回は、ホラーに欠かせない“ゾンビ”を特集しましたが、気になるタイトルはありましたか?本記事で紹介したゾンビ以外にも、個性豊かな彼らがプレイヤーを待ち受けています。気になるやつがいればぜひ倒しに行ってください!
今後のホラーゲームでゾンビや感染者がどのようにプレイヤーをビックリさせてくれるか楽しみですね。今後に期待しましょう!