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中にはサイン入りカードも…?高額で落札された『ポケカ』のプロトタイプカードに“偽物”疑惑―想定される被害は数百万ドル規模に

なかには開発者のサインが描かれたカードもあり、調査が進められています。

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中にはサイン入りカードも…?高額で落札された『ポケカ』のプロトタイプカードに“偽物”疑惑―想定される被害は数百万ドル規模に
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昨年、「ポケモンカードゲーム」のプロトタイプカードとされる商品が高額で取引されていましたが、それらの一部に「最近印刷された偽物であるという疑惑がユーザーの調査によって浮上しています。

テスト版カードは「2024年製」…?あるユーザーが疑惑を徹底調査

『ポケモンカードゲーム』の開発者のひとりである赤羽卓美が所有していたコレクションや、発売前のプレイテストなどで用いられたプロトタイプ版のカードがオークションに出品され、海外のコレクターたちが購入していました。

しかし、それらのレアなカードの少なくとも一部は最近になって印刷された偽物であるという疑惑を、elitefourumのユーザーpfm氏が指摘しています。カードが偽物であった場合、その被害は総額数百万ドル規模になるとみられます。

pfm氏は偽物の指摘の根拠として、「カラープリントで用いられるメタデータ」の検証結果を挙げています。ほとんどのメーカーのプリンターは、印刷の際に肉眼では見えないほどのサイズで黄色いドットによるメタデータを付加していることがあるといいます。

プリンターのメーカーなどによって生成されるパターンは異なるものの、「Xerox DocuColor」と呼ばれるドットパターンでは印刷が行われた日付や時間が記載されており、落札されたプロトタイプ版のカードにはこのドットパターンが多く見られます。

このドットパターンをデコーダーで解析してみると、2024年の6月に印刷されたものであるとのメタデータを発見。カードの鑑定を行う「CGC」のグレーディングで上位の評価「10」を獲得している、サイン入りのカードからもこのパターンが発見されています。

CGCに対して募る不信感…「近日中に詳細を発表」とコメント

pfm氏は『ポケカ』のファンサイトPokeBeachに対して、「このことを知って、本当にがっかりしています。金銭面よりも、歴史の一部を所有できることがクールでしたが…このような結果となって残念です」とコメント。

また、評価を行ったCGCに対して、その認証プロセスなどユーザーは強い不信感を抱いています。CGCはこの問い合わせに対して問題の認識をしており、現在は調査を行っているとのこと。詳細は近日中に改めて発表するとコメントをしています。

《kurokami》
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