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2025年、このゲームを遊ばずに年は越せない! 年明け早々の衝撃作から“ちょっとズルしてお得”に遊べるRPGまで、ガチプレイした作品5選

残りわずかとなった2025年。新年に目を向けるのもアリですが、今年の話題作・注目作の見落としはありませんか? ガチでプレイしたお勧め作品を厳選し、お届けします。

ゲーム 特集
2025年、このゲームを遊ばずに年は越せない! 年明け早々の衝撃作から“ちょっとズルしてお得”に遊べるRPGまで、ガチプレイした作品5選
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■『AI LIMIT 無限機兵』:PS5/Steam

一部の高難易度なアクションゲームは、“死にゲー”と呼ばれることがたびたびあります。メーカー側からの発信やユーザーによるカテゴライズまで呼称の使い方は様々ですし、定義の解釈も人によって分かれますが、「何度も死んでやり直しながら、攻略の糸口を見つける」というゲーム作品を指す場合がほとんどです。

『AI LIMIT 無限機兵』も、プレイヤーの多くが“死にゲー”と呼ぶ高難易度のアクションゲーム。フィールドの進行はある程度決まっているものの、個々のフィールドはそれなりの広さを持ち、探索要素も十分。滅びに向かう世界の黄昏感が視覚的に描写されており、没入感もなかなかです。

ですが、やはり最も注目したい点は、ゲーム性の中心に置かれたバトル。1対1でも手ごわい敵が多く、ちょっとした油断や判断ミスが死に繋がる緊張感。刹那に潜む勝機を掴み、的を打ち倒す達成感。“死にゲー”に求める要素の多くを、心地よいゲーム性として実現させています。

“死にゲー”作品の中には、攻撃や回避にスタミナ要素があり、スタミナの残量を管理しつつ戦うものが少なくありません。これもひとつのゲーム性ですが、スタミナが尽きて動けずストレスを覚えた人も少なくないはず。

『AI LIMIT 無限機兵』には、こうしたスタミナ要素がなく、攻撃や回避に回数的な制限はありません。もちろん、無闇に連打してもモーションの隙を突かれて反撃を食らうだけですが、パリィなどを的確に駆使することで、スタミナのある“死にゲー”作品では考えられないほど、苛烈な“攻め”で敵を圧倒することすら可能です。

しかも『AI LIMIT 無限機兵』の価格(ダウンロード版)は、4,730円と比較的抑えめです。本格的な“死にゲー”作品は6~8,000円台も多いため、出費の差は一目瞭然。それでいて、ボリュームや完成度は引けを取っていません。

完成度も高く、独自のプレイ感があり、手が出しやすい価格帯。嬉しい要素が詰まっている『AI LIMIT 無限機兵』を、お勧めしない理由はありません。“死にゲー”好きなら、ぜひプレイ候補に加えてください。

■『Ghost of Yotei』:PS5

『Ghost of Yotei』は、2020年に発売された『Ghost of Tsushima』の流れを汲む、オープンワールドのアクションRPGです。時代が大きく離れているため、物語面の直接的な結びつきはないものの、根幹となるゲームシステムに共通点が多く見られます。

『Ghost of Tsushima』は、蒙古の侵攻に苦しめられる対馬の民を救うべく、侍である「境井仁」の奮闘が描かれました。ただし、侍の矜持を保ったままでは、圧倒的な戦力差のある蒙古と渡り合うことは出来ず、誉れと決別する覚悟も伴う戦いとなります。

前作の主人公が非常に魅力的だったため、『Ghost of Yotei』の主人公・篤が見劣りしてしまうのでは……という懸念もありましたが、無残に殺された家族の復讐という一念のみで腕を磨き、仇を討つことに全てを注ぐ彼女の姿もまた、非常に魅力的でした。

大局のために己の誉れを殺した仁とは対照的ですが、激しい感情に突き動かされ、我が身を投げうってでも目的に挑む生き方は、両者ともに劣ることなく、眩しいほどの力強さを見せつけてくれます。

仁とは異なる角度から、主人公としての在り方を確立した篤。受け取り側の好みによって評価は変わるかと思いますが、『Ghost of Tsushima』が大ヒットを遂げたため、続編に求められる期待値も大きく上がったことでしょう。その期待に十分応える役目を、篤は見事果たしたように感じます。

また、ゲーム性は『Ghost of Tsushima』の魅力を受け継ぎ、更にブラッシュアップしているため、正当続編として順当に進化しています。時代の経過によって扱える武器が増えたのも嬉しいところ。アクション面の手応えも名作級の作品です。



《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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