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『モンハンワイルズ:アセンダンス』インプレッション―新アクションはドーパミンドパドパ、セクレト武器切り替え爆速、テオ・テスカトルと久々再会

『モンハンワイルズ:アセンダンス』を2時間先行プレイ。太刀を構えたまま駆け、そのまま相殺へ。新要素「ブーストブレイサー」は攻撃・相殺・反撃の起点に。テオ・テスカトル復活はマジ嬉しい、トラウマも蘇る。

ゲーム PS5
『モンハンワイルズ:アセンダンス』インプレッション―新アクションはドーパミンドパドパ、セクレト武器切り替え爆速、テオ・テスカトルと久々再会
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『モンスターハンターワイルズ』の超大型拡張コンテンツとして2027年に発売が予定されている『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』。東京ゲームショウ2026での初プレイアブル出展に先駆けて、本作を一部先行してプレイする機会に恵まれました。本稿では、そこで得た手応えをお伝えします。

『ワイルズ』の物語のその後を描く『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』では、新フィールドと新モンスター、新ランク「マスターランク」、そして新たなアクション「ブーストブレイサー」が、本作の主な追加要素となる模様。

今回の試遊時間はおよそ2時間。プレイ環境はPS5 Proで、武器は基本的に太刀を使用し、新モンスターの鳥竜種「アラケータ」と、復活古龍「テオ・テスカトル」の2体と対峙しました。以下、ボタン表記はいずれもPS5のものです。

なお、今回触れたのは開発中のバージョンであり、製品版とは仕様が異なる可能性がある点には留意してください。

◆ブーストブレイサーは「ドパガキ」の皮を被った奥深いアクション

ブーストブレイサーによって移行する「ブースト状態」は、ハンターのアクション性能が強化され、一定時間、新たな技や派生が使用可能になる状態です。起動のためのリソースとなるのが「ブーストゲージ」(画面下部の3つのゲージ)で、こちらは時間経過とモンスターへの攻撃によって増加していきます。

ゲージはストック制で、ストックを1つ消費することでブースト状態に入り、そこからゲージは徐々に減少、なくなった時点でブースト状態が終了する、という仕組みになっています。ストックは最大3つ。1本ずつ小出しに使って常時ブースト状態を維持するのか、3本抱えたままモンスターの大技を待ち構えるのか、配分はプレイヤーに委ねられています。

発動の手段は複数用意されています。基本となるのが「ブースト発動アクション」で、R1長押し+△+○で繰り出せます。これは各武器種がそれぞれ固有に持つアクションで、技を出すのと同時にブースト状態へ遷移するという仕組みです。非常に強力なうえ、さまざまなアクションから派生でき、納刀中からも繰り出せるとされています。

もうひとつが「特定アクション中の発動」です。ガード中、あるいは各武器種に設定された特定のアクション中にR1を押すことで、ブースト状態へ移行できます。さらに、L3+R3によって任意のタイミングでブースト発動することも可能です。

◆太刀を構えたまま駆ける

太刀の場合、ブースト発動アクションは「ブースト納刀【光芒】」でした。R1長押し+△+○で発動する、走りながら構えられる特殊な納刀です。ここからR1を長押しして離すと「相殺斬り【一閃】」に派生し、相殺効果のある抜刀攻撃を繰り出せます。太刀を構えたまま走る…というのは筆者の記憶ではシリーズ初の出来事、なかなかにシュールですが、間合いを物理的に詰められるという利点が大きいでしょう。

ブーストへの移行が一本の流れになっており、そこから相殺まで直結する。攻めと守りの切り替えではなく、同じ動作の中に両方が入っている感覚です。

ブースト状態に入ると、新アクション「無双連斬」が解禁されます。ブースト納刀からR1→R1で相殺斬り【一閃】、さらにR2連打で無双連斬へ。連続で斬りつける強力な攻撃で、一定回数斬りつけるか、✕ボタンでフィニッシュへ派生します。この一連がとにかく派手、とにかく斬りまくるし、かっこつけてる。

加えて、ブースト状態では既存アクションも強化されます。練気ゲージが赤色のとき、△→△→△の赤刃斬りⅡ・Ⅲを素早く出せるようになり、赤刃斬りⅢからは気刃大回転斬り、赤刃旋転斬、そして無双連斬へと派生していく。いつもの太刀の回し方がそのまま速くなり、新しい出口が増える、というデザインです。

なお、ブーストとは独立した太刀の新要素として「二連斬りつけ」も追加されていました。特殊納刀時に○で発動し、スティック方向に移動しながら攻撃できるというもの。特殊納刀を継続でき、タイミングよくR2で抜刀すると「居合抜刀気刃斬り【刹那】」となり、居合抜刀気刃斬りが強化されます。こちらもやはり、納刀状態での選択肢を増やす方向の追加でした。

「無双連斬」を初めて発動したときは「さすがに派手すぎるのでは」とその手数にやや引くレベルですが、ドーパミンにはあらがえません。気持ちよさのほうが完全に勝利。また、ブーストブレイサーは攻めのボタンであると同時に、守りのボタンでもあります。「ここは既存の見切りで受けるか、それともブーストで割り込むか」という新しい判断が生まれていました。

総じて、本編のアクションを一段階押し上げたような感触です。『ワイルズ』で確立された気持ちよさの延長線上に、もう一段上のギアが用意されている印象。ただし2時間では、その深淵を覗くことしかできませんでした(白状すると、新アクションを繰り出すことにそこそこ苦労しました。TGSでプレイ予定のハンターは、可能なら事前に自宅で基本アクションを自然に出せるようにしておいたうえで、試遊に並んでいる間に配布される操作説明をしっかりと確認しておきたい)。

◆セクレトも便利に、武器切り替えも超速改善めっちゃ良い

もうひとつ、しっかり伝えておきたいのがセクレトまわりの変更です。ここは地味に見えて、狩りの体感時間を大きく変えていました。

まずフィールドギミックとして「上昇気流」が追加されています。セクレトに乗った状態で上昇気流に飛び込むと、自動的に上昇を開始するというもの。雲居の遺跡群ではその立地故に多く用意され、高所のエリアまで一気にひとっ飛びできました。そして滑空中のアクションが2種類。ひとつは「高速滑空」で、滑空中にR1もしくはL3を入力すると滑空速度が上がり、素早く移動できます。もうひとつが「羽ばたく」で、滑空中に○を押すとわずかに上昇できる。ただしこちらは連続使用はできない、という制限つきです。

さらに武器交換も変わっていました。「素早い武器交換」として、セクレトに乗らずとも十字キーで素早く武器を交換できるようになっています。長押しすれば、従来どおり乗りながら選択式で交換することも可能。2本の武器を持ち運べることは『ワイルズ』の特徴のひとつでしたが、その切り替えがここまで軽くなると、狩りの最中に武器を持ち替える戦術がぐっと現実的なものになりそうです。これ本当に嬉しい。

◆アラケータは「群れで来る」新モンスター

今回対峙した新モンスターが、鳥竜種の「アラケータ」です。印象的なのは、基本的に集団で行動するという点。『ワイルズ』ではドシャグマやイャンクックが群れを成すモンスターとして描かれましたが、アラケータもそのひとつ。なかでも目を引いたのが、PVでも確認できたシンクロしたような空中からの降下攻撃です。複数の個体が同時に上空から襲いかかってくるため、1体に集中していると思ったより範囲がデカくて被弾する、という展開が何度もありました。

視線を常に広く保つことを要求してくるモンスターで、「どこを見るか」が問われます。ここでもブーストブレイサーが効いてきて、群れの動きに割り込む手段として機能する場面がありました。

◆テオ・テスカトルはBGMでもうヤバい

もう1体は、復活古龍の炎王龍「テオ・テスカトル」です。『モンスターハンターライズ』『サンブレイク』以来、およそ4年ぶりの登場です。戦闘が始まり、あのBGMが流れた瞬間、シリーズを追ってきたプレイヤーであれば、まず間違いなく反応してしまうでしょう(さまざまなトラウマも蘇るでしょう)。

戦ってみると、お馴染みの大爆発も健在。粉塵を撒き散らしてからの一撃はしっかり脅威のままで、「テオはこうでなくては」という安心感すらあります。

余談ですが、今回の試遊版で持つ太刀、テオ・テスカトルの素材で作成できる「帝王刀」です。ラオシャンロンやクシャルダオラの復活によりあんな武器やこんな武器も再登場すると思うと、いてもたってもいられない。

◆アイテムの並びが既存シリーズと同じに?

「アラケータ」のクエストでは、新フィールド「雲居の遺跡群」にも足を踏み入れることができました。天空に浮かぶ遺跡という設定のとおり、空中に浮遊しているようなエリアが存在します。前述の上昇気流が設置されているのもこのフィールドで、高低差を前提とした構造になっていました。

新フィールドというと新モンスターや新素材に目が向きがちですが、本作に関しては「移動が楽しいフィールド」という評価軸も成立しそうです。

『4G』の天空山などでとれた「コスモライト鉱石」も発見。

もうひとつ、細かいながら見逃せない改善がありました。アイテムの並び順が、過去作と同じ順序になっていたのです。シリーズを長く遊んできた人ほど、手が覚えている並びというものがあるはずで、これは素直にありがたい変更でした。こうした点は映像では伝わりにくく、トレーラーの派手さの陰に隠れがちですが、実際に何百時間と遊ぶプレイヤーにとっては効いてくる部分でしょう。


2時間触っての結論としては、本作は「まさにアセンダンス(上昇)」というのが率直な感想です。ブーストブレイサーは既存のアクションの気持ちよさをもう一段引き上げる役割を担います。攻めにも守りにも使えるゲージ制のリソースという設計は、きっと強力になっているであろうマスターランクのモンスターたちと共にハンターを純粋に強化する要素で、さらにアクションゲームとして進化した『モンスターハンター』となりそうです。

なお、東京ゲームショウ2026のカプコンブースでは、世界初となるプレイアブル出展が実施されます。3種類のクエストが用意され、ブーストブレイサーを用いた新アクションは全クエストで体験可能。試遊整理券はブース付近で先着順に配布されますので、狙っている方はお早めに。

『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』は2027年発売予定。対応機種はPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam)です。プレイには『モンスターハンターワイルズ』本編が必要となります。

《Okano》

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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