
東京ゲームショウ2026のレベルファイブブースでは、2027年発売予定の『デカポリス』がいち早く体験できます。今回のデモ版では、とある事件を捜査し、犯人逮捕までの一連の流れを体験できました。

ゲームが始まると同時に、現実が完全にコピーされた仮想空間の町「DECASIM」にて捜査開始。システムの異変でアバターがパペット化してしまったとのことで、主人公のハーバード・マークスもカラフルな猫のようなパペットになってしまいました。普段のカッコいい姿とのギャップが激しいですね。大きな耳は、捜査の情報を聞き漏らさないという心の現れでしょうか。
捜査するのは、戦闘型ドローンにより3人が殺害されたという事件現場。上司であるミサエ・ケンブリッジからは凄惨な現場であると忠告されますが、可愛いアバターの姿でそんなことがあるのか……と、キャラクターたち同様に訝しむ筆者。とはいえ殺人現場には違いないので、覚悟して進めます。

ゲームは捜査パートから推理パートという流れで進行していきます。捜査パートでは「DECAスキャナー」を使い、調べられるものを検知し、一つ一つ丁寧に情報を集めていきます。物的証拠や目撃者からの人的証拠がデータとして蓄積され、事件の真相に迫っていく。刑事ドラマで見るような「足で稼ぐ捜査」が体感できる、というわけです。

足で稼ぐ刑事といえば聞き込みでしょう。知っている情報をわざと隠している人がいることもあるので、どうにかして聞き出したいところ。鍵のマークの色を頼りに、「追求」や「共感」といったアクションを起こすと、相手の心が揺らいで新たな情報を聞き出すことができます。相手の性格を判断して、追い詰めるべきか、寄り添うべきかを判断する心理戦も、刑事ものの醍醐味です。


被害者もアバターですが、現実世界ではこんな姿だった、という情報も提示されます。また、死体の状況も、アバターだから怖くないものの現実世界だったらなかなか凄惨です。

凄惨な現場の最たるものを発見。パペットの人形と腕、そして何やら粘度の高そうな緑色の液体が散乱した部屋に遭遇しました。パペットの腕は現実世界ではリアルな人間の手ですから、想像するだけで恐ろしい。しかも強力な薬品で溶かされてしまったらしく……凄惨すぎる! 可愛い見た目に反して、思った以上に恐ろしい状態を突きつけてきます。


情報が揃ったらいよいよ推理パートです。「事件ボードメニュー」を使い、集めた証拠をつなぎ合わせていきます。こういうやつ、刑事ドラマやサスペンスものでよく見る! 一度はやってみたかったボード推理が体験できちゃいます。
事件ボードは上下に分かれており、下のボードには集めた情報が種類ごとに置かれ、上のボードで人物の相関図や証拠の整理をしていく、という流れになります。下のボードの情報を掴んで上のボードに持っていき、関係する箇所にはめ込んでいく。ちゃんと情報をはめ込まないと真実には辿り着けないので、ここは慎重に! はめ込みは何度でもやり直しができるので、上下を行ったり来たりしながら推理していきましょう。


ものによっては分析が必要なものも。分析結果によって導き出されたものが、新たな事実として浮かび上がってきます。これが意味するものは果たして……!?


推理パートの大詰めは、シンキングキューブを完成させること。3つの考察について、「そうだ」「違う」を選択していきますが……

エラーを連発しまくり! 思った以上に難しく、当てずっぽうで選んでもダメなので、ここはいったんやり直して事件ボードに戻ります。

事件ボードに情報をはめ込むことばかりに注視していましたが、一つ一つを追っていくと、ヒントとなる情報がしっかりと書き込まれていました。情報は整理するだけではなく、把握することが大事ですね。

その後、真犯人の特定へと進みます。シンキングキューブで真実が導き出せたのだから、犯人の特定も簡単だろう……と思いましたが、見落とした情報があるのではないか、理解していない情報があるのではないかと疑心暗鬼になってしまい、意外にも悩みました。最後の最後まで、捜査は気が抜けません。


犯人が確定したところで現実に戻り、犯人とのバトルに突入しました。いよいよ逮捕への大詰めです。バトルはただ相手を叩くだけではなく、作戦立案がポイントとなります。犯人を鎮圧するため、時には拳で、時には言葉で揺さぶりをかけていきましょう。

マインド攻撃をすると犯人の感情に変化が発生しました。犯人の攻撃力が上昇して防御力が下がった状態になるとのことで、逮捕へと畳み掛けるチャンスでもあります。このようにバトルは犯人の心理状態に合わせて何段階かに分かれていく模様。現在の犯人の状態に合わせて作戦立案をしていくことが鎮圧の鍵となるでしょう。もちろん、犯人の攻撃力が上がっているので、防御などのフォローも大事です。


犯人を精神的に追い詰めるとZONEに突入します。ここでうまく心を折ると大ダメージが発生します。ド正論で攻めて、なんだか可哀想になってきました(笑)。

犯人を追い詰めたハーバード・マークスの得意げな表情が印象的です。あいにく、ここで時間オーバーとなってしまいました。
今回の試遊では、捜査、推理、バトルと、3つの段階を存分に楽しむことができました。アバターによってマイルドになっているとはいえ、事件そのものは思った以上に過激な要素をはらんでおり、本格的な刑事ドラマのような雰囲気を感じました。犯人の裏には大きな組織が絡んでいそうな予感がして、真相究明に熱が入りそうです。














